別格08番札所十夜ヶ橋 遍路道

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正法山 永徳寺(十夜ヶ橋)
しょうほうざん えいとくじ(とよがはし)
syohozann eitokuji(toyogahasi)

本堂(2016.5)
十夜ケ橋本堂(2016.5)

愛媛県大洲市東大洲1808 (Google Mapsへ)
0893-25-2530

本 尊 弥勒菩薩
開 山 弘法大師
宗 派 御室派
略縁起(四国霊場公式サイト資料参照)
今を去ること一千百有余年の昔、弘法大師は衆生済度大願のため四国の各地を行脚し給い、当大洲地方をも御巡錫になりました。
当時この地方は未開のこととて、村落人家至って少なく且つ農繁期にて、宿るに家なく、途中に日暮れて空腹のまま一夜を小川に架けたる土橋の下に野宿され、夜の明けるのを待ちかね給い、一夜も十夜の長さに感じられました。かかる艱難を受けられるにつけても衆生済度の念願は愈々切なるものとなり、御身の苦しみをば忘れ給い生死の六道に生き悩む衆生をして早く信仰の橋を渡らし、速に常楽の彼岸に至らしめんと大悲の御心をは、
生きなやむ 浮き世の人を 渡さずば 一夜も十夜の 橋と思ほう
と詠じられ久万菅生山に旅立たれました。
それより十夜ヶ橋(とよがはし)という名が起こったと伝えられています。又、遍路が橋の上を通る時、杖をつかないという風習はこの話から起こったものです。


更新日:2019/03/31

ルート概要

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別格08番札所永徳寺(十夜ケ橋)は、43番札所明石寺から44番札所大寶寺への遍路途上にあり、43番札所明石寺から約24㎞地点にある。納経所は本堂に。宿坊は無いが通夜堂がある。

本堂(2016.5)
十夜ケ橋本堂(2016.5)

永徳寺東側の川に架かる橋が十夜ケ橋である。この橋の下には寝そべった大師像がある。

十夜ケ橋下にある涅槃像(2016.5)
十夜ケ橋下にある涅槃像(2016.5)

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