21番~22番札所平等寺 歩きへんろ道

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更新日:2018/09/30

・・・札所間情報・・・

ルート数:3ルート
距離: 四国のみち(青色)       10.9㎞
    いわや道(黄色)        :!9.6㎞
    中山道(持福院経由)(えんじ色):11.6㎞
高低差:470m  難易度:ちょっと厳しい  別格:-

本区間のポイント
 ◇ルートは3つ。どの道を遍路する?
  ・四国のみち:10.9㎞
  ・2013年国史跡指定『阿波遍路道 いわや道』:9.6㎞
       (四国遍路ひとり歩き同行二人の地図は未記載)
  ・中山道(持福院経由):11.6㎞
  私の推奨ルートは「いわや道」
 ◇遍路宿過疎地。


ルート図
IMM_2200

地図のアイコンなど


21番札所 太龍寺を出発し 22番札所 平等寺を目指す!

21番札所太龍寺から22番札所平等寺まで3ルートある。
【ルート1】四国のみちコース:10.9㎞
【ルート2】国史跡いわや道コース:9.6㎞
【ルート3】中山道コース:11.6㎞


【ルート1】 『四国の道』コース:10.9㎞
仁王門に逆戻りし、遍路道約1㎞で車道に出る。川沿いの道を辿り、昨年廃業した坂口屋がある三叉路で県道28号線を右にとり阿瀬比へ

鶴林寺遍路道から尾根筋の道へ。加茂遍路道、平等寺への遍路道との合流点(2016.3)
鶴林寺遍路道から尾根筋の道へ。加茂遍路道、平等寺への遍路道との合流点(2016.3)

平等寺ルート1:2015年9月に廃業した坂口屋(2016.3)
平等寺ルート1:2015年9月に廃業した坂口屋(2016.3)


【ルート2】 新たな「いわやコース」は、舎心ケ嶽、いわや道、阿瀬比を経由する古道。9.6㎞

「国指定 史跡」いわや道(2010.8.5)2.7㎞
太龍寺から「南舎心嶽」を経由し、かつて存在した「龍の窟」へと向かう遍路道で、「平等寺道」分岐地点までの約3㎞の道。江戸時代には多くのお遍路さんが歩いていた主要なルートであった。道沿いには「舟形丁石」などの歴史的な石造物が良好に残されている。2013年3月27日に2.09㎞追加
「国指定 史跡』平等道(2013.3.27)0.66㎞
平等寺道(いわや道分岐から阿瀬比町の遍路小屋までの山道) 「いわや道」の26丁石から分岐する古道で、平等寺を結ぶ遍路道である。「いわや道」分岐地点から山道をぬけて桑野町阿瀬比集落までは約2.5㎞。「いわや道」分岐から800mはなだらかな道だが、急に下り坂となるので注意が必要。この区間に舟形39丁石が一つ残る。

ロープウェイ山頂駅横からミニ88ヶ所遍路道を約0.7㎞遍路すると舎心ケ嶽へ

ルート2:山頂駅から捨身ケ嶽を望む(2016.3)
ルート2:山頂駅から捨身ケ嶽を望む(2016.3)

ルート2:山頂駅からミニ八十八ケ所巡り経由で捨身ケ嶽へ(2016.3)
ルート2:山頂駅からミニ八十八ケ所巡り経由で捨身ケ嶽へ(2016.3)

ル-ト2:捨身ケ嶽(2016.3)
ル-ト2:捨身ケ嶽(2016.3)

捨身ヶ嶽から約100m先の鞍部で、道しるべに従って進路を左に取り「いわや道」経由で阿瀬比へ。右へ行くと【ルート3】の持福院へ
なお、2015年12月版『四国遍路ひとり歩き同行二人 地図版』には、まだこのコースは記載されてない

ルート2:いわや新道入口(2016.3)
ルート2:いわや新道入口(2016.3)

平等寺ルート3:持福院分岐。左へ(2016.3)
平等寺ルート3:持福院分岐。左へ(2016.3

四国遍路ひとり歩き同行二人地図版にはいわや道の掲載は無い(2016.3)
四国遍路ひとり歩き同行二人地図版にはいわや道の掲載は無い(2016.3)

『国指定史跡 いわや道』は、2013年に『国指定史跡 徳島遍路道』として復活。江戸期の丁石等がある。私はこのコースを推奨する。阿瀬比東屋までの遍路道は、よく整備されていて、一番最短コースだ。

ル-ト2:江戸時代の丁石が(2016.3)
ル-ト2:江戸時代の丁石が(2016.3)

ルート2:いわや新道を行くお遍路(2016.3)
ルート2:いわや新道を行くお遍路(2016.3)

◇舎心ケ嶽は太龍寺から南方約700mの地点にあり標高は530mである。舎心ケ嶽へはロープウエイ山頂駅前の遍路道を。遍路道沿いあるミニ88カ所の石像を眺めながら約70mの登り道。私は司馬遼太郎の『空海の風景』を読んだことがある。その中に空海著書の『三教指帰(さんごうしき、さんごうしいき)』について書かれている。『三教指帰』は延歴16年(797年)、空海が24歳の時、著作。空海は19歳の時 「阿国大瀧岳にのぼりよじ、、土州室戸ノ崎に勤念す、谷響きを惜しまず、明星来影す」と記されてある。空海が今から1220年ほど前、修行した大瀧岳のその場所は『舎心ケ嶽』?。札所各寺、弘法大師の伝説があるが、実際にその事実を資料等で確認できるのは、ここ21番太龍寺、24番最御崎寺、75番善通寺と別格18番海岸寺?。私がPCを駆使し分かったことははこれくらいですが、これで合っているのかな???


ルート3】 舎心ケ嶽、持福院、阿瀬比を経由コース 11.6㎞
「いわや道」分岐点((2)コースの写真参照)を右に取 り、少々登り道を100m程進むとフダラク山への道しる べ。フダラク山には登らずコースを右に取り、巻道を行 く。巻道の方向には『反射板へ』の小さな立札が。この付 近は道を間違い場所だ。気をつけてね。

平等寺ルート3:持福院分岐。左へ(2016.3)
平等寺ルート3:持福院分岐。左へ(2016.3)

平等寺へのル-ト3:反射板方面が持福院へ(2016.3)
平等寺へのル-ト3:反射板方面が持福院へ(2016.3)

3ルートが合流する阿瀬比東屋

平等寺3つのルートが合流する阿瀬比の東屋(2016.3)
平等寺3つのルートが合流する阿瀬比の東屋(2016.3)

逆打ちする場合は最初のカーブミラーを左。確認ポイントは約100mで薬師堂が(2016.3)
逆打ちする場合は最初のカーブミラーを左。確認ポイントは約100mで薬師堂が(2016.3)

阿瀬比の交差点から右に曲がり150m程遍路すると「道の駅わじき」が

道の駅(2017.1.13)
道の駅(2017.1.13)

阿瀬比東屋から22番札所平等寺まで大根峠経由で4.6㎞。東屋から大根峠へはコンクリートの生活道を約500mへんろすると三叉路に。左わきの木の根っこに『真念しるべ石』がある。意識していないと100%見過ごしてしまう。

阿瀬比から500m程のへんろ道(2017.2)
阿瀬比から500m程のへんろ道(2017.2)

三叉路道脇左に石碑。これが真念しるべ石(2017.2)
三叉路道脇左に石碑。これが真念しるべ石(2017.2)

2017年2月写真撮影に出かけた時。石碑は倒れないように小木の根っこに紐で縛り付けてあるだけ。その気になれば容易に持ち運べる。21番札所太龍寺から阿瀬比に至る尾根道の『いわや道』は国指定史跡に指定されている。この『真念しるべ石』も行政で何とか管理してもらいたいものだ。またなんとか努力できたらと思う(Aruki)。

真念しるべ石 特徴の「右 遍ろ・・・」(2017.2)
真念しるべ石 特徴の「右 遍ろ・・・」(2017.2)

倒れないように木の根っこに縛り付けてある(2017.2)
倒れないように木の根っこに縛り付けてある(2017.2)

真念しるべ石「・・・・・」(2017.2)
真念しるべ石「・・・・・」(2017.2)

これより大根峠へは約500m、標高差は約60m。杉木立の遍路道だ

大根峠への遍路道(2017.1.13)
大根峠への遍路道(2017.1.13)

大根峠(2017.1.13)
大根峠(2017.1.13)

大根峠から22番札所平等寺への下りは竹林の遍路道。高低差150mの下りだよ。

平等寺仁王門(2016.3)
平等寺仁王門(2016.3)

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