「NHK『新日本風土記 四国山地』」で「遍路宿のお父さん『民宿岡田』」がオンエアー

ブログUP日:2017/07/29

昨日(7月28日)21時から、「NHK BS 新日本風土記『四国山地』」オンエアー。放送開始から約40分後、「遍路宿のお父さん『民宿岡田の主人岡田さん』」が約8分オンエアーされた。

新日本風土記「遍路宿のお父さん」(2017.7.28)
新日本風土記「遍路宿のお父さん」(2017.7.28)

「民宿岡田」さんが映し出される

民宿岡田(2017.7.28)
民宿岡田(2017.7.28)
岡田さん(2017.7.28)
岡田さん(2017.7.28)

夕食時の風景&お遍路さんのお見送り

夕食(2017.7.28)
夕食(2017.7.28)
お遍路を見送る岡田さん(2017.7.28)
お遍路を見送る岡田さん(2017.7.28)

民宿岡田さんから66番札所雲辺寺への遍路道もチョット

雲辺寺への遍路道(2017.7.28)
雲辺寺への遍路道(2017.7.28)
66番札所雲辺寺(2017.7.28)
66番札所雲辺寺(2017.7.28)

岡田さんの人柄を是非!!!。


再放送は2017年8月4日(金)午前8時から


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本日「NHKBS 新日本風土記 四国山地」で66番札所雲辺寺周辺?もオンエアーされる

ブログUP日:2017/07/28

本日21時より、「NHK BSプレミアム 新日本風土記」で「四国山地」をオンエアー。その放送で「66番札所雲辺寺周辺&民宿岡田」も紹介される???。


先般『民宿岡田』さんを訪問(2017/06/24)した際、この情報を耳にした。興味のある方は、本日、21時を楽しみに!!!。


本日、視聴できない方は、再放送でみられるよ!。「翌週8月4日(金) 8時から」だよ!!!。


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目立つ「外国人お遍路」

ブログUP日:2017/07/27

私は、徳島市内の家から18番札所恩山寺近くにある「めだかハウス」へ毎日ドライブ。このルートは17番札所井戸寺から18番札所恩山寺への遍路道。最近、このへんろ道をお遍路する外国人が多いと感じている。また、遍路宿『鮒の里』、『民宿岡田』のご主人等からも最近外国人のお遍路さんが増えているとの情報はあった。


先般、日本経済新聞四国版(2017年7月20日)に「お遍路さん 外国人急増中」の記事が・・・

前山へんろ交流サロン情報(2017.7)
前山へんろ交流サロン情報(2017.7)

概要は、「四国遍路を巡る外国人急増している。特に全88の札所を徒歩で巡る「歩き遍路」・・・挑む外国人が目立つ。
『前山おへんろ交流サロン』を訪れると「遍路大使任命書」をもらえる。2016年度に任命書を受けた外国人は323名と15年度比で46%増え最高。発行総数2717人に対する比率も12%と初めて1割を超えた。
国別ではフランス人が39人と最も多く・・・。その理由は「四国遍路の体験や感動をつづった著書が出版されて・・・・・。


ちなみに私が2016年1月から2017年5月までの約一年半で出会い情報交換した歩き遍路さんは74組。外国人歩き遍路さんは8組。その比率は11%(8遍路/74遍路)で日経新聞度データとほぼ同じのようだ。
また、びっくりするデータは、「地元四国 歩き遍路」はなんと3組。その比率は4%(3/74)。地元のお遍路さんは、ほとんどが車でお遍路?!のようだ。


これからも外国人お遍路さんは増えるであろう!?!。もっと愛され、国内外から多くの方が四国遍路を訪れる環境作りが必要。
「とある歩き遍路」としてできるものは微々たるものであるが、それなりに努めていきたいものだ!!!


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「7月28日 NHKBS 新日本風土記 四国山地」で66番札所雲辺寺周辺もオンエアーされる?

ブログUP日:2017/07/25

2017年7月28日、NHK BSプレミアム 新日本風土記で『「四国山地」をオンエアー』。その放送で「66番札所雲辺寺周辺&民宿岡田」も紹介される???。


先般『民宿岡田』さんを訪問(2017/06/24)した際、この情報を耳にした。内容は7月28日のお楽しみだ!。興味のある方は、7月28日(金)21時を楽しみにして待とう!!!。


当日、視聴できない方は、再放送でみられるよ!。「翌週8月4日(金) 8時から」だよ!!!。


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21番札所太龍寺へ 古道「国史跡かも道」を遍路

ブログUP日:2017/07/23

梅雨明け前の猛暑日(2017/07/17)に21番札所太龍寺への古道「国史跡『阿波遍路道』かも道」を遍路。この『かも道』は、現在のへんろ道ルートから外れているため「四国遍路ひとり歩き同行二人地図版」には記載されていない。

太龍寺周辺 国史跡遍路道(2017.7)
太龍寺周辺 国史跡遍路道(2017.7)

その起点は、阿南市加茂町にある一宿寺から。

一宿寺(2017.7)
一宿寺(2017.7)
一宿寺仮本堂)(2017.7)
一宿寺仮本堂(2017.7)
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一宿寺から21番札所太龍寺へは4.8㎞。このへんろ道には平安時代【南北朝時代 貞治期(1362~1367年)】に設けられた『四国遍路道最古の「丁石」』18基が残る。最初の1㎞程度は竹林の急峻な山道。

かも道起点、一宿寺脇にある説明板(2017.7)
かも道起点、一宿寺脇にある説明板(2017.7)
35丁石(2017.7)
35丁石(2017.7)徳島県史跡11基、阿南市史跡7基

急なへんろ道には「いろんな史跡が?」

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1㎞程の急峻な登りの後は、快適な尾根道と

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南北朝期の丁石を味わいながら快適なお遍路だよ!!!。

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21番札所太龍寺仁王門手前四丁地点で「かも道・太龍寺道・昭和期」のへんろ道が合流。

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合流点から急なセメント道を辿り仁王門経由で本堂へ

階段右脇に丁石(2017.7)
仁王門階段右脇に丁石(2017.7)
21番札所太龍寺太子堂(2017.7)
21番札所太龍寺太子堂(2017.7)
太龍寺本堂(2016.3)
太龍寺本堂(2016.3)

この「国史跡『阿波遍路道』かも道」に挑戦したいお遍路さんへの情報!?。
通常、20番札所札所鶴林寺-21番札所太龍寺-22番札所平等寺は「太龍寺道&いわや道」等をお遍路する。
しかし、この道を挑戦する場合の遍路ルートはチョット変則になる。「太龍寺」-「かも道」-「一宿寺」-「遍路宿 碧(ここをクリック)に宿泊(一宿寺まで出迎えに来てもらう)」-「翌日は現在の歩きへんろ道『阿瀬比 東屋』(送ってもらう)」-「22番札所平等寺へお遍路する方法だ!」


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ゆったりとした遍路宿『ふれあいの里さかもと(20番札所鶴林寺より少し離れた・・)』

ブログUP日:2017/07/21

遍路宿「ふれあいの里さかもと」は、20番札所鶴林寺から別格03番札所慈眼寺へのへんろ道中間に位置し、20番札所鶴林寺への遍路道から少し外れて(道の駅より約7㎞)いる。心配はアクセス?。鶴林寺への登り口「道の駅ひなの里かつうら」への送迎サービスがあり何ら支障はない。


『ふれあいの里 さかもと』は、廃校となった坂本小学校を改造。坂本集落中心の山間にあり、歩き遍路の人気宿。
歩き遍路に挑戦し5・6日目?。ゆったり・のんびりとしたプチ休養日が必要と感じる人も多いのでは?。ここでチョット短めのお遍路で切り上げ!?。ここはそんなお遍路さんにとって最適な遍路宿でもある!?!。チェックインも臨機応変!?。

ふれあいの里 坂本全景(2017.7)
ふれあいの里 坂本全景(2017.7)
ふれあいの里 坂本玄関(2017.7)
ふれあいの里 坂本玄関 「坂本小学校」(2017.7)

写真は『校長室』を改造した「すだち」。部屋は広いよ!。

「部屋すだち」は校長室跡(2017.7)
「部屋すだち」は校長室跡(2017.7)
部屋『すだち』は10畳とゆったり(2017.7)
部屋『すだち』は8畳+αとゆったり(2017.7)

また、風呂、食堂もゆったり

広い風呂場(2017.7)
広い風呂場(2017.7)
食堂(2017.7)
食堂(2017.7)

ふれあいの里さかもと(2002/03/03オープン)は、
収容人数:32名。相部屋の場合も
Wifi:◎。トイレ:ウオシュレット。浴室:広い。
洗濯機・乾燥機:各100円
朝食:6時30分から
サービス:20番札所鶴林寺麓「道の駅 ひなの里かつうら」への送迎有り。朝は7時出発。チェックインは臨機応変だよ!
料金:一泊2食 7,020円。素泊まり 4,320円
電話番号:0885-44-2110


見どころ
◇『さかもと集落お雛街道(勝浦ビッグ雛まつり奥座敷)2月下旬-3月下旬』。別格03番札所慈眼寺へのへんろ道が「ひな壇」に◇『与川内ほたる村(5月下旬-6月下旬?)』

勝浦町坂本のひな飾り(2016.3)
勝浦町坂本のひな飾り(2016.3)
遍路道より坂本町のひな人形(2016.3)
遍路道より坂本町のひな人形(2016.3)

また、別格03番札所慈眼寺へのへんろ道案内は、ここをクリック


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道しるべ(その4)『四国遍路道にある一番古い「丁石」』

ブログUP日:2017/07/19

四国遍路道沿いにある一番古い「道しるべ』は?。四国八十八ヶ所お遍路さんの道しるべによると20番札所鶴林寺手前に残っているとある。設置年度は貞治2年(1366年)6月24日。
先日(2017/07/17)、「道の駅ひなの里かつうら」から20番札所鶴林寺へ。天気予報は梅雨明け前とは言え猛暑日?。地道を遍路

登り口(2017.7)
登り口(2017.7)

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15分ほど遍路すると、萱葺の東屋。トイレも完備。展望好し。素敵な東屋だ。ただし水は無い。

茅葺の東屋 簡易トイレもあるよ(2017.7)
萱葺の東屋 簡易トイレもあるよ(2017.7)
きれい・広いよ&展望Goo(2017.7)
きれい・広いよ&展望Goo(2017.7)
萱葺東屋からの展望(2017.7)
萱葺東屋からの展望(2017.7)

一時間少しで『国史跡「阿波遍路道」鶴林寺道』エリアへ。その起点は「水呑大師」。ここから20番札所鶴林寺まで1.6㎞。ここには四国遍路最古の丁石[貞治期(1362-1367)]が11基ある。

貞治期(1362-1367)の丁石配置図(2017.7)
貞治期(1362-1367)の丁石配置図(2017.7)
国史跡「太龍寺道」起点(2017.7)
国史跡「太龍寺道」起点(2017.7)
水呑大師 ここから国史跡の遍路道(2017.7)
水呑大師 ここから国史跡の遍路道(2017.7)

この遍路道の見どころは、整備された遍路道、7.5丁から太龍寺への展望&四国遍路道最古の丁石

七丁石付近の遍路道はGoo(2017.7)
七丁石付近の遍路道はGoo(2017.7)
7.5丁地点からの太龍寺への遍路道展望(2017.7)
7.5丁地点からの太龍寺への遍路道展望(2017.7)
八丁石(2017.7)
八丁石(2017.7)

丁石あれこれ

九丁石(2017.7)
九丁石(2017.7)
四丁石(2017.7)
四丁石(2017.7)
仁王門階段脇にある三丁石(2017.7)
仁王門階段脇にある三丁石(2017.7)

20番札所鶴林寺で感じること。本当に整備されていること&自動販売機等が一切ない。素敵な境内だ!。

本堂へあと一丁(2017.7)
本堂へあと一丁(2017.7)
本堂への階段脇に 一丁石(2017.7)
本堂への階段脇に 一丁石(2017.7)
静寂できれいに清められた参道(2017.7)
静寂できれいに清められた参道(2017.7)

追記
四国遍路道にある最古の貞治期丁石?は、21番札所太龍寺へのへんろ道『国史跡「阿波遍路道」かも道』にも18基あることが判明。

太龍寺周辺 国史跡遍路道(2017.7)
太龍寺周辺 国史跡遍路道(2017.7)
かも道起点、一宿寺脇にある説明板(2017.7)
かも道起点、一宿寺脇にある説明板(2017.7)

貞治期の丁石いろいろ

35丁石(2017.7)
35丁石(2017.7)

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「かも道 丁石」へんろ報告は7月25日予定


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道しるべ(その3)『真念しるべ石』

ブログUP日:2017/07/17

江戸初期に修行僧真念法師(?~1691年)により「四国へんろ道指南」が出刊され一般庶民もお遍路が可能となり、現在の「四国遍路」という言葉と概念が確立されたました。
真念法師は遍路道に約200基の道しるべを設置したと言われており、現存する「真念しるべ石」は、『真念法師の道標HP』によると37基ある。37基のうち遍路道沿い等にあるのは28基。資料館等に保管、移設されたもの8基。紛失1基となっている。
なお、『四国遍路ひとり歩き同行二人地図版』に記載されている『真念しるべ石』はNO2(06-07番)&NO13(38‐39番)の2カ所だけだよ。

6-7番札所間にある17世紀の「真念しるべ石」(2016.6)
6-7番札所間にある17世紀の「真念しるべ石」(2016.6)
38-39番札所間にある真念しるべ石&真念遍路道起点(2016.5)
38-39番札所間にある真念しるべ石&真念遍路道起点(2016.5)

現在、遍路道沿い等にある『真念しるべ石』28基は、次のとおりだよ!。

【阿波路】
NO01 01-02番 遍路道沿い  鳴門市大麻町板東
NO02 06-07番 遍路道沿い  上板町引野
NO03 10-11番 遍路道沿い  阿波市市場町
NO04 19-20番 少し外れる  小松島市櫛淵町
NO05 19-20番 遍路道沿い  小松島市櫛淵町(消防車庫前)
NO06 19-20番 だいぶ外れる 小松島市櫛淵町
NO07 21-22番 遍路道沿い  阿南市阿瀬比町
NO08 22-23番 だいぶ外れる 美波町山河内(JR山河内駅前)
NO09 23-24番 遍路道沿い  美波町(JR軌道横)


【土佐路】
NO10 28-29番 遍路道沿い 香南市土佐山田松本
NO11 28-29番 遍路道沿い 香南市土佐山田松本
NO12 37-38番 遍路道沿い 土佐清水市市野瀬(市野瀬橋脇)
NO13 38-39番 遍路道沿い 幡多郡三原村(案内板有り)
NO14 38-39番 遍路道沿い 宿毛市平田町寺尾


【伊予道】
NO15 54番延命寺境内
NO16 58番仙遊寺境内
NO17 58-59番 遍路道沿い 今治市国分6丁目
NO18 64-65番 遍路道沿い 四国中央市中曽根(墓地内)
NO19 別格13’’ ’’’遍路道沿い 四国中央市馬立市中部落内


【讃岐路】
NO20 66-67番 遍路道沿い 観音寺市粟井町(土仏観音前)
NO21 67番大興寺境内
NO22 67-68番 遍路道沿い 観音寺市市原(金神神社三叉路)
NO23 67-68番 遍路道沿い 観音寺市出柞町(出柞バス停)
NO24 67-68番 少し外れる 観音寺市八幡町(琴弾八幡参道)
NO25 72番曼荼羅寺境内
NO26 75-76番 少し外れる 善通寺市下吉田(石神神社西口)
NO27 83-84番 少し外れる 高松市勅使町小山(交差点)
NO28 86番志度寺境内

現在、5回目の『車&歩き遍路』挑戦中。現場写真撮影できていない10か所は、この機会を捉え、『真念 しるべ石』を探索するぞ!!!。

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道しるべ(その2)『歩き遍路にとって紛らわしい?「四国のみち」道しるべ』

ブログUP日:2017/07/15

遍路道には多くの道しるべがある。四国遍路道の要所にある代表的な道しるべは、「へんろみち保存協会」等が設置している「赤い目印の道しるべ」&もう一つあるのが国土交通省主管の「四国のみち』道しるべ。


「へんろみち保存協会」の「赤い道しるべ」は非常にありがたい。しかし、「四国のみち 道しるべ」は旧遍路道を無視し?、新たに設けた国道等バイパス沿いに道しるべを設置。また、距離表示は全くいい加減で間違っているものが多い??。私は、この数値を見て腹を立たてることしばしば???。その事例を紹介。


その1
18番札所への道しるべ事例。旧遍路道(明治期・江戸期の道しるべ等がある)を無視し、1990年代に国道55号線バイパス沿いに設置した「四国のみち 道しるべ」。恩山寺まで1.8㎞地点の道しるべ①は2.0㎞表示。更に0.4㎞遍路した地点の「四国の道 道しるべ②」は2.9㎞表示。恩山寺まで1.4㎞のはず。なぜ近づくほど距離が長くなる。いい加減にしろ。

18番札所周辺の道しるべ(2017.7)
18番札所周辺の道しるべ(2017.7)
「四国のみち①」恩山寺まで2.0km(2017.7)
「四国のみち①」恩山寺まで2.0km(2017.7)
「四国のみち②」道しるべ2.9㎞(2017.7)
「四国のみち②」道しるべ2.9㎞(2017.7)

その2
19番札所立江寺手前の道しるべ。江戸期、明治期の道しるべ等のある旧遍路道を無視し、県道のバイパス沿いに「道しるべ」。『四国のみち 道しるべ』は左。「へんろみち保存協会」等が設置している「赤い目印の道しるべ」は右。(17.7.12)遍路地図 立江寺周辺

19番札所への遍路道(2017.7)
19番札所への遍路道(2017.7)
19番へどちらへ右?左?(2017.7)
19番へどちらへ右?左?(2017.7)


その3
23番札所手前では22番札所までの実際の距離は22㎞。しかし、「四国のみち 道しるべ」表示は55㎞。

薬王寺手前のでたらめな国土交通省道標の距離数(2016.3)
薬王寺手前のでたらめな道しるべ(平等寺まで22㎞。しかし表示は55㎞。どうなってんの???)(2016.3)

このような事例はいたるところに。歩き遍路のみなさん「四国のみち」道しるべは、旧遍路道のことは考慮しておらず?、国土交通省等が新たに作った道路中心に「道しるべ」を設置?。また、距離表示は本当にいい加減、でたらめ?・・・・が目立つ??。


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道しるべ(その1)『いろいろ』

ブログUP日:2017/07/18

歩き遍路にとって欠かせないものが『道しるべ』。『道しるべ』にはいろんなものがある。いろんな『道しるべ』を私なりに設置時代別等に分類。
1.明治期以前の道しるべ  2.明治大正期の道しるべ  
3.昭和平成期の道しるべ  4.私設道しるべ&車用道しるべ。

1.明治期以前の道しるべ
四国遍路最古の道しるべは、四国八十八ヶ所お遍路さんの道しるべによると貞治(じょうじ)2年6月24日(1366年)、20番札所鶴林寺手前にある。
先日(2017.7.17)道の駅『ひなの里から』歩き遍路。遍路道沿いには貞治年間の丁石が11基あることが分かった。貞治年間の丁石は、一宿寺から太龍寺への古道『かも道」にも18基あることも分かった。

貞治期(1362-1367)の丁石配置図(2017.7)
貞治期(1362-1367)の丁石配置図(2017.7)
本堂への階段脇に 一丁石(2017.7)
本堂への階段脇に 一丁石(2017.7)

また、有名な道しるべとして四国遍路開祖の真念法師が設けた「しるべ石」がある。真念道標もくじーようこそ空海の里によると37基確認されているそうです。
真念法師(?~1691年)は四国霊場を巡ること20余度、遍路道標を整備し、遍路の案内書「四国遍路道指南」(みちしるべ)を出版した。現在の88ケ所の札所番号はこの真念法師が付けたものである。それらの功績から「四国遍路の父」と呼ばれている。

6-7番札所間にある17世紀の「真念しるべ石」(2016.6)
6-7番札所間にある17世紀の「真念しるべ石」(2016.6)
38-39番札所間にある真念しるべ石&真念遍路道起点(2016.5)
38-39番札所間にある真念しるべ石&真念遍路道起点(2016.5)

歩き遍路では、このほか多くの江戸期の石碑を楽しむことができる。

11番札所への遍路道、江戸期石碑(天保9年 1839年)
11番札所への遍路道、江戸期石碑(天保9年 1839年)
36番札所への遍路道「塚地峠」にある江戸期石碑(2016.6)
36番札所への遍路道「塚地峠」にある江戸期石碑(2016.6)
79番札所への遍路箕にある「江戸期の道しるべ」(2016.5)
79番札所への遍路箕にある「江戸期の道しるべ」(2016.5)

2.明治・大正期の道しるべ
この時代を代表するのが中務茂兵衛(なかつかさもへえ 1845 (弘化2年)~1921(大正10年))の道しるべ。周防国(山口県)大島郡生、本名:中司亀吉、法名:義教。22歳(慶応2年より四国遍路に出る、生涯一度も生国に帰らず遍路道を住まいとした)。280回四国を巡り、茂兵衛が建てた標石は現存237基、明治政府の廃仏毀釈・神仏分 離令の時代に「生き仏」と庶民に慕われていた。寺院が廃れていた時代に、お遍路の苦難を想い、道標を再構築した。87番長尾寺付近で没。

立江寺手前の中務茂兵衛道しるべ(2017.2)
立江寺手前の中務茂兵衛道しるべ(2017.2)
玉泉院日割り脇に中務茂兵衛しるべ石(2017.2)
玉泉院日割り脇に中務茂兵衛しるべ石(2017.2)

道しるべあれこれ

11番札所への遍路道にある明治時代と平成の石碑(2016.2)
11番札所への遍路道にある明治時代と平成の石碑(2016.2)
18番札所入口にある明治期のおもしろ道しるべ(2016.3)
18番札所入口にある明治期の「おもしろ」道しるべ(2016.3)
吉野川東屋近くの大正時代の石碑(2016.2)
吉野川東屋近くの大正時代の石碑(2016.2)

おもしろ道しるべ???。何が「おもしろい???」。明治30年代に設けられたこの石碑。この地域、車も列車もない。頼るのは自分の足だけ。ここ(道しるべ)から19番札所立江寺まで約4㎞。歩いて約一時間。その時代で言えば「ほんの半時」なのだ。そこで『「道しるべ」に刻まれた言葉は「すぐ」』

おもしろ道しるべ(2016.3)
おもしろ道しるべ(2016.3)
立江寺まで4kmあるのに すぐと刻印しているおもしろ道しるべ(2016.3)
立江寺まで4kmもあるのに 「すぐ」と刻印している「おもしろ道しるべ」(2016.3)

3.昭和・平成の道しるべ
四国遍路の要所に「へんろみち保存協会」等が設置している「赤い目印の道しるべ」は、歩き遍路にとって本当に助けとなる。

遍路道しるべ その2(2016.1)
遍路道しるべ その1
遍路道しるべ その2(2016.1)
遍路道しるべ その2
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遍路道しるべ その3
遍路道しるべ その4
遍路道しるべ その4
遍路道しるべ その5
遍路道しるべ その5
車道から旧遍路道へ
遍路道しるべ その6
遍路道しるべ その7
遍路道しるべ その7
遍路道しるべ その8
遍路道しるべ その8
遍路道しるべ その9
遍路道しるべ その9

この他にも

切幡寺への遍路道しるべ色々(2016.2)
切幡寺への遍路道しるべ色々(2016.2)

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黒い道しるべも(2016.3)
黒い道しるべも(2016.3)

4.もう一つあるのが国土交通省主管の「四国のみち」道しるべ」
道しるべは3種類ある。「旧タイプの木製道しるべ」、「平成の道しるべ」&「案内板」。
国道等に道標を設置し、遍路道は考慮して設けられていない感じだ。昔の遍路道を辿りたい場合は、すこし困惑?。この道標を頼りにするのはどうかと思う。平成の道しるべは、距離表示のデタラメ表示等いろいろ課題がある?。参考程度に活用?。その課題は「その2」で。

木製の四国のみち 旧道しるべ
木製の四国のみち 旧道しるべ
四国のみち 平成の道しるべ(2016.3)
四国のみち 平成の道しるべ(2016.3)
四国のみち案内板(2016.2)
四国のみち案内板(2016.2)

5.その他の道しるべ
上記のほかにも私設道しるべ、車用道しるべ等がある。

私設道しるべ 6番札所への遍路道(2016.2)
私設道しるべ 6番札所への遍路道(2016.2)
18番札所 私設道しるべ
18番札所 私設道しるべ。この距離表示はどこまでの距離?。ここから境内までは約1.5㎞(2016.1)
車用道しるべ(2016.2)
車用道しるべ(2016.2)

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