40番札所観自在寺から41番龍光寺への古道(その2:「中道へんろ道」)

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ブログUP日:2021/08/08

40番札所観自在寺から41番札所龍光寺に至る古代から連綿と続く古道 「3筋のへんろ道」のうち 中道は江戸期主街道であった。
中道は、 40番札所観自在寺から 標高555mの大岩道と588mの小岩道の2つの峠を越え満願寺に至る遍路道。距離は26.3㎞。藩政時代は藩主・代官や幕府の巡見使が通り、一里塚も整備された主街道であったが、戦後は、この街道を利用するお遍路は殆どなく、遍路道は荒廃していた。

「四国へんろ道文化」世界遺産化の会は、 大森さんを中心に 200X年より中道の復元整備活動を開始。
中道は、現在、隠れたへんろ道だ。道しるべも少ない。また、食材・飲料水調達場所も少ない四国遍路道屈指の難路かな。
このルート「Shikoku Japan 88 Route Guide」には記載されているが、「四国遍路ひとり歩き同行二人」には記載されていない。

「中道へんろ道」

とある歩きへんろは、2021年7月31日、40番札所観自在寺手前のスーパーFujiから満願寺までの約25㎞を猛暑と戦いながら歩き遍路に挑戦。このルート概要について現地リポートするよ!。参考にしてね。

40番札所観自在寺手前の スーパーFujiから県道295号線を1.8㎞ 程歩くと十字路に。ここを右折し中道へ

赤い道しるべがあるよ。生活道を200m程歩くと右折。ここが旧道の起点?

ここから標高555mの大岩道へは5.1㎞。整備されている。

大岩道峠から僧都集落の車道まで2.3㎞。下り道は鹿除け柵のゲートを5カ所通過して行く。夏場なので少しブッシュ道。車道手前は石畳に

僧都集落の車道を1.5㎞程歩く。中心部に唯一残された「一里塚」がある。僧都集落-岩松へのコミュニティーバスが1日5便。自動販売機から50m先右側に 雑貨店もあるよ。

僧都集落から小岩道までは約2.5㎞。登り口の三差路を左に。整備された遍路道。途中水場もある。車道に交差。ここまでくると小岩道588mはすぐ近く。

小岩道峠(588m)は、見晴らしは良くない。峠は工事中。上槇集落への下り道は分かりずらい。要注意‼

上槇集落道は亀岡宅の庭を通り抜けていく。亀岡宅傍に「四国へんろ道文化」世界遺産化の会が管理する宿がある。

亀岡宅から300m程車道を歩くと。分かりにくい分岐点。道しるべもあるが見過ごしてう❓。とある歩きも見過ごしてまった。また、この周辺はブッシュが深く遍路道がわかりずらいので気をつけてね。現在は大森さんが整備中。
上槇から本俵までの5.4㎞は車道と並走する尾根道でチョット気をつけてね。

上槇で中道、野井坂遍路道を保全している大森さんと合流。草刈りをしながら歩き遍路。大日如来の遍路道は草刈りが不可欠❓

尾根道歩き遍路道と並行して車道が整備されている。分岐点では尾根道を見失いように。

満願寺手前の約5.4㎞は車道遍路道。灼熱の遍路道は厳しかった。

3つの遍路道の合流地点の満願寺へ

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「40番札所観自在寺から41番龍光寺への古道(その2:「中道へんろ道」)」への6件のフィードバック

  1. お世話さまです。
    貴殿はじめ関係者の皆様のご努力、ご尽力を
    歩き人は ふかく心にきざんでおかなければなりません。

  2. 追ノ川大師堂は、三島神社を過ぎてからの46号線沿いにあるのでしょうか?順・逆で中道は2回歩いておりますが、その頃は存在を知らず、また悪天候の中先を急いだこともあり、見落としてしまっています…

    1. 中道を2回も遍路、素晴らしいですね。とある歩き遍路は、今回、やっと中道を順打ちで踏破しました。
      三島神社は何処かきずかなかったのですが、追ノ川太子堂は満願寺約2㎞手前、46号線沿いの右手にあり、参拝しました。
      ブログでも追ノ川太子堂の写真を掲示しております。参考にしてください。
      とある歩き遍路は、ななちゃん同様これからも素敵な古道に挑戦していくつもりです。
      これからもよろしく。また次回歩き遍路時には、是非、へんろの里にお寄りください。

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