納経について その1「基本」

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更新日:2017/05/26

1.納経とは

その1:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
現世の安穏,来世の吉祥を願うため,あるいは死者の追善供養のために神社,仏閣に経文を納めること。平安時代末期から,ことに盛んになったもので,厳島神社の『平家納経』は著名である。江戸時代には国内六十六所の霊場をめぐり経文を納める「六十六部納経」が行われるようになったが,この場合は経文携帯の不便から,のちには金銭を奉納して経文に代え,納経帳に仏号,寺号,三宝印などを受けた。

その2:世界大百科事典 第2版の解説
書写した経巻を寺社に奉納して信仰の深さをしめし,神仏の加護や故人の冥福を祈ること。巡礼者がおこなう場合は,たとえば日本回国六十六部聖(ひじり)ならば,《法華経》六十六部(1部は8巻)を写経し,これを諸国一宮(いちのみや)に奉納して歩く。したがってこれを経聖(きようひじり)という。しかしのちにはこれを忘れて,西国三十三所観音霊場巡礼や四国八十八ヵ所観音霊場遍路のように,仏前で経巻を読誦することを納経というようになった。

2.納経受け付け時間
◇午前7時~午後5時
お寺によっては融通が利かず『営業時間厳守』。お遍路さんの都合、そんなこと・・・・・・ サービス精神のかけらは全くないない札所も・・・・・
また反対に、良心的な・・・・・。65番三角寺は早朝から対応していた。また、17時以降対応してくれるお寺も。
境内が広く仁王門から納経所まで十数分要する札所も有る。夕暮れ時の納経には要注意。要注意の札所例として 45番岩屋寺、71番弥谷寺、75番善通寺等がある。
また、1番霊山寺、6番安楽寺等は本堂内に

3.納経いろいろ

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納経帳は300円。掛軸は500円、白衣は200円

4.納経所での順番?
納経は参拝お遍路さんが自らしてもらいたいものだ。団体遍路で添乗員が何十冊と納経帳を納経所に持ち込むのは遠慮してもらいたい。
気の利いた札所は団体専用の納経所を設けているところもある。各寺でしてもらいたい。
札所の駐車場等で団体遍路のバスを見かけたら、作法を無視して先に納経を済ませてしまうことも・・・・・

5.納経帳への記帳?
私が最初にお遍路した1973年。第4番札所大日寺の記帳は木版のようなもので押されたものであった。手書きでないので、私は、「何だ、手抜きじゃないか」と感じていた。でも、掬水へんろ館 HP資料をみて、なるほどと納得  以下資料引用(この記事は2001年?)。
本来は四国八十八カ所の納経は木版を押すこちらの方が原型だということです。それがなぜ手書き主流になってきたのかは分かりません。
しかし、最近、大日寺でも、その貴重な木版納経がついに姿を消しました。2000年1月に妻と二人で遍路をしたときに、他の札所と同じように手書きの納経になっていたのです。今回は由来を知った上で木版納経との再会を楽しみにしていただけに、またまたガッカリしてしまいました。
納経所の話によると、「八十八カ所の中で、古来の形式を今まで保ってきたのはここだけだったが、経緯を知らない参拝客からは『木版だとありがたみが少ない』などという声もあった。先代が亡くなったのを機に、今年から手書きで納経することにした」とのことです。残念な気もしますね。
他に変わった納経としては、第3番奥の院「愛染院」の刷毛納経があります。四国で唯一だそうですが、筆の代わりに刷毛を使って墨書してくれます。「雲さん」のホームページで知ったので、2000年1月の2巡目の遍路のとき立ち寄って納経して頂きました。

6.お寺の対応???
納経時にいやなこと、腹立たしいことは、度々、はいろいろ?。例えば
ベルを押しても応対が無い?長時間待たされる。
暑い時、寒い時、納経が終わるとピシット窓口が閉める等々
別格で八十八ケ所霊場のことを聞くと、八十八カ所のことは分からない、八十八カ所の寺で聞いてくれ。
霊場の住職等に関する良からぬ話題は、本当に多いようだ。マーそれはそれとして・・・・・・
世間を知らない???・・・・・は無視して・・・・・。弘法大師の・・・・・・・・。自分で納得できるお遍路???


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