別格07番札所金山出石寺 遍路道概要

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金山 出石寺
きんざん しゅっせきじ
kinnzann syussekiji

最後の階段(2017.9)
最後の階段(2017.9)

愛媛県大洲市豊茂乙1 (Google Mapsへ)
0893-57-0011

本 尊 千手観世音菩薩
開 山 道教法師
宗 派 真言宗御室派
納経所:駐車場より5分
略縁起( 四国別格霊場会公式サイト資料参照)
開創は養老二年(718年)六月十七日である。宇和郷田中庄に住する猟師作右衛門が、狩りに出て一匹の鹿を見つけ、そのあとを追うて山に登り、まさに鹿を射殺そうとしたところ、突然全山振動して光明赫赫と輝き、鹿の姿はかき消え、鹿の立っていた足下の岩が真二つに割れ、千手観音菩薩・地蔵菩薩の像が地中から湧き出して金色の光を放った。
この奇瑞を目撃してから、作右衛門は殺生を業とする生活をやめ仏道に入り、自ら道教を名乗りこの仏像を本尊とし、出石寺と命名した。
大師巡錫の砌、「三国無双の金山」なりと賛嘆され、後世この仏像が粗末に扱われ冥罰を蒙ってはならぬと、石室に密閉して秘仏とされ、護摩供を修法されたと言う。


更新日:2019/03/31

ルート概要は

IMB_9211


地図のアイコンなど


<札所間情報>
距離:別格07番札所金山出石寺高山・阿蔵ルートの遍路距離
大洲市役所付近より往復:約25㎞
難易度:遍路道で一番大変
ルート数:3ルート
・ルート1■■高山阿蔵ルート(伊予大洲-西大洲-金山出石往復)
道しるべ有。整備良好(ときわ旅館推奨)
■■■■車道ルートの阿蔵取り付け部分
■■殆ど利用されておらず整備不良のため避けたほうがよい
・ルート2■■伊予平野から地蔵越ルート(上級コース)
道しるべ少ない。整備状況あまりよくない。下りは迷いやすい
・ルート3■■伊予平野から瀬田ルート
道しるべ少ない。未整備。避けたほうがよい
最寄の札所:43番札所明石寺&44番札所大興寺
美味しい情報:
遍路宿情報:「ときわ旅館」で情報収集
おへんろ道:
オススメ情報:


大洲市役所付近より別格07番札所金山出石寺へ


本区間のポイント
 「ときわ旅館」で情報収集を!?!


歩き遍路道で一番厄介なのは、何処?と聞かれたら。別格07番札所金山出石寺ルート?!?。二番目は別格20番大瀧寺。三番目は別格13番札所仙龍寺。すべて別格札所だ!!!。その理由は、別格の始まりは昭和43年(1967年)からであり歴史が浅く道しるべが少ない。巡礼者が少なく遍路道の整備が行き届いていない等々。
このルートは、過去、遭難騒動も発生しているそうだ。


私は別格07番札所金山出石寺へ3回お遍路。道に迷い悪戦苦闘の連続であった。
・1回目(2013年)は瀬田ルートから。道しるべが少なく遍路道も整備されていないため道に迷い悪戦苦闘。
・2回目(2016年)は車で一回目のルート周辺を車で調査。保守林道等が交差し複雑。
・今回(2017.9.9)は地蔵越ルートに挑戦。地蔵越ルートも道しるべが少なく藪道が多く整備が行き届いていない。登りは道しべ頼りに何とか尾根道に辿りついたが、下りは道しるべが見えず登りの記憶を頼りに何とか登り口に辿りついた。
・車道ルートは2017年9月10日、車でJR大洲西駅から車で逆走。一部ショートカットルートもある車道のへんろ道道しるべもしっかりしていた。


今回(2017.9.10)、別格07札所金山出石寺遍路後、「ときわ旅館」を訪問。
店主藤江さんの説明では、奨ルートは「高山阿蔵ルート」。二番目は「登りは地蔵越ルート、下りは高山阿蔵ルート」。瀬田ルートは遍路道が整備できていないためお勧め出来ないとのこと。私も同感である。


情報収集は「ときわ旅館」で
店主 藤江 修(0893-24-3634)
〒795-0054 愛媛県大洲市中村629
藤江さんは「別格07番札所金山出石寺ルート」整備の手伝い・調査し現状を把握し、ルート概要図を作成している。また、写真で重要ポイントを説明してくれる。「別格07番札所金山出石寺」をお遍路する時は、「ときわ旅館」をベースにお遍路することをお勧めする。
追伸:別格07番札所金山出石寺への遍路道情報を得たい「野宿遍路さん、ときわ旅館に宿泊しないお遍路さん」へ。店主藤江さんから遠慮なく問い合わせくださいとのことでした。

高山・阿蔵ルート説明は(その2)で。ここをクリック。
地蔵越ルート説明は(その3)で。ここをクリック。

別格07番札所金山出石寺は出石山(標高812m)の頂に。納経所は仁王門を潜り右側の建物に。宿坊有り。

最後の階段(2017.9)
最後の階段(2017.9)

最後の階段を登ると仁王門

仁王門(2017.9)
仁王門(2017.9)
右の仁王(2017.9)
右の仁王(2017.9)
左の仁王像(2017.9)
左の仁王像(2017.9)

境内は

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大師堂(2017.9)
大師堂(2017.9)
本堂(2017.9)
本堂(2017.9)

見どころは、
・境内から宇和海、四国の霊峰石鎚山の展望

本堂脇から宇和海を望む(2017.9)
本堂脇から宇和海を望む(2017.9)
大師堂脇の展望台から石鎚山方面。残念(2017.9)
大師堂脇の展望台から石鎚山方面。残念(2017.9)

・国指定重要文化財の銅鐘。朝鮮鐘とも呼ばれる。高麗王朝(918年 – 1392年)の時代に朝鮮半島で鋳造された。伝承では朝鮮出兵の際に藤堂高虎が持ち帰り、この寺に寄進したと言われている。総高89.0cm、口径55.7cm。


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