ブログUP日:2019/02/01
・19番札所立江寺から20番札所鶴林寺までの遍路道には四国遍路道で一番古い丁石(1366年)、江戸期(真念しるべ石)、明治期(中務茂兵衛)等多くのしるべ石が残存している。
・現在の遍路道から外れた道沿いにも「真念しるべ石」&「文化文政(1790年頃)の地蔵尊」等多くのしるべ石が残存している。
・小松島市立江町の「団塊世代の遍路大将 遍路宿 鮒の里 主の吉成さん」は、「現在の遍路道から外れた道沿いにある江戸期の真念しるべ石等」に着目。「遥か昔(江戸期)のルートがあるはずと!!?」。親父さん、村の長老、遍路大将の若き時代の記憶を頼りに、地元住民の協力を得てルートを調査。その調査結果を基に英語版遍路地図『Shikoku Japan 88 Route Guide』の作成者松下さんの協力を得て作成したルート図は次の通り。
既存遍路道(赤線)は6.9㎞。真念古道(黒線)は7.4㎞。古道が500m程長いが安全で情緒があるよ!!!。
道しるべが整理され、甦った「19番ー20番鶴林寺 櫛淵真念へんろ道」を辿ってみよう!!!。
立江寺から約1㎞地点で江戸後期に設けられた「照蓮しるべ石」を右に
長閑な遍路道を
工事中の高速道路、地蔵のある池沿いの遍路道を。分岐から約1㎞で現在のへんろ道と合流する。
そのチョット手前に「最初の真念しるべ石」がある。
第一「真念しるべ石」から500m程遍路すると左に消防車庫が
その反対側のブロック塀陰に第二「真念しるべ石」がある。知らないと通り過ぎてしまうよ!。
ここを右折し,峠越えの古道へ。シイタケ菌床栽培農家脇を抜け遍路すると第三の「真念しるべ石」が
ここから先は竹林を遍路
竹林を抜けると、小松島市と勝浦町との境に。このルートは昭和30年頃までの生活道路。ここに江戸期に設けられた地蔵さんが
ここから少し遍路するとまた地蔵さんが。ここからの眺めはGoo!!!。
ここから景色は変化する。昭和30年頃に開発されたミカン畑が。ここを1㎞程遍路すると現在のへんろ道と合流
現在の遍路道を少し辿ると「文化年間の石仏」が。
この先にコンビニローソンがあるが、ここはローソン少し手前で南側の生活道へ。目印は「生夷神社」の看板。この生活道を辿り勝浦町生比奈へ。JA生比奈脇で現在の地図に記されている遍路道に合流。
ここ生比奈には和菓子店「前松堂」がある。ここの草餅は美味しいよ。2個220円だ。お茶のお接待もあるので立ち寄ってみては如何!?!。
◇「櫛淵真念へんろ道」の特徴は、
・真念しるべ石・江戸期のしるべ石等が盛り沢山。長閑な田んぼ
◇竹林、ミカン畑のへんろ道。交通量が少なく安全。
◇しかし、距離は0.5㎞程長く、標高差(約100m)がある。
・体力はチョットだけ要するが・・・・・
・とある歩き遍路は「櫛淵真念へんろ道」を推奨するよ!!!。
◇「櫛淵真念へんろ道」に関する問い合わせは
「小松島へんろ道保存会 事務局 遍路宿鮒の里」
◇電話番号:0885-37-1127