37番~38番札所金剛福寺 歩きへんろ道

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更新日:2018/09/30

・・・札所間情報・・・

ルート数
37番札所岩本寺から土佐入野 1ルート
土佐入野-市野瀬      3ルート
市野瀬-38番札所金剛福寺  2ルート
距離:81㎞
高低差:120m
難易度:大いに大変(距離が最長)
別格:-
本区間のポイント
 距離は80㎞と最長区間。また最南西の金剛福寺は四国遍路の折り返し地点。頑張ろう!!!


ルート図

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37番札所 岩本寺を出発し 38番札所 金剛福寺を目指す!

37番札所岩本寺から38番札所金剛福寺までは最も長いお遍路区間。距離は概ね80㎞。この区間も変化に富んで距離も長いので3つのパートに分けて報告。
【パート1】 37番札所岩本寺から四万十川遍路分岐点の 土佐入野まで。距離は約35㎞。
【パート2】 土佐入野ー四万十川遍路の集合点 津倉淵ー 39番への打ち戻し点の市野瀬。距離は約18㎞
【パート3】 市野瀬-38番札所金剛福寺。距離は約28㎞


【パート1】 37番札所岩本寺から入野まで。距離は約35㎞
四万十町窪川の町を遍路し、峰の上で国道の遍路道から旧道(市野瀬遍路道 片坂の急な下り坂)、再び国道。しばらく国道を遍路すると拳ノ川診療所がここまで約10㎞。ここから拳ノ川沿い等の 快適な旧遍路道

拳の川沿い遍路道(2016.5)
拳の川沿い遍路道(2016.5)

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くろしお鉄道伊与喜歩道橋渡り明治期建設熊井トンネルへ遍路

伊尾木駅歩道橋より(2018.2)
伊尾木駅歩道橋より(2018.2)
熊井トンネルへの遍路道(2018.2)
熊井トンネルへの遍路道(2018.2)
山道へ(2018.2)
山道へ(2018.2)

熊井トンネルは明治38年建設で近代土木遺産

明治期建設の熊井トンネル(2018.2)
明治期建設の熊井トンネル(2018.2)
案内板(2018.2)
案内板(2018.2)

熊井トンネルを抜け佐賀鹿島が浦へ

くろしお鉄道(2018.2)
くろしお鉄道(2018.2)
佐賀町内の遍路道(2018.2)
佐賀町内の遍路道(2018.2)
鹿島が浦光景(2016.5)
鹿島が浦光景(2016.5)

鹿島が浦から浮鞭までは国道沿いの遍路道、海岸線が美しい。距離は約12㎞。また、この遍路道沿いは民宿銀座でもある。

海岸線光景(2016.5)
海岸線光景(2016.5)
浮津海岸(2016.5)
浮津海岸(2016.5)

この中間点(国道距離表示「94」)?、灘バス停脇にたこやき「掛川」がある。これまで二度立寄ったが、いつも地元のお客さんが。10個が250円。営業時間は10時頃から18時30分頃まで。定休日は木曜日。

国道表示94㎞地点にある美味しいたこ焼き屋(2016.5)
国道表示94㎞地点にある美味しいたこ焼き屋(2016.5)
前回、今回も地元のお客さん(2016.5)
前回、今回も地元のお客さん(2016.5)
たこ焼き:10個250円(2016.5)
たこ焼き:10個250円(2016.5)

浮鞭から「道の駅ビオスおおがた」まで約3㎞。ここにはコインシャワーも有り、キャンプも可能だ。道の駅では食料品、アルコール類の調達もできるよ。「

駅の道ビオスおおがた(2016.5)
駅の道ビオスおおがた(2016.5)
道の駅。弁当、アルコール調達可(2016.5)
道の駅。弁当、アルコール調達可(2016.5)

【パ-ト2】土佐入野ー39番への打ち戻し点の市野瀬。距離は約18㎞
「道の駅ビオスおおがた」から四万十川を経由し39番札所延命寺への打ち戻し地点である市野瀬までへは、3つの遍路道がある。
【ルート1】 国道56号線経由で四万十市内、四万十大橋経由
□     □四万十市内に宿泊する場合にへんろする場合に遍□     □路?。他のルートに比べ3㎞程長い。21㎞
【ルート2】 大規模公園から田野浦、四万十大橋経由
□     □一番よく利用されているルート 18㎞
【ルート3】 大規模公園から四万十川河口下田港 渡し船経由
□     □昔のお遍路ルート。四万十川河口の渡し船ルート
□□□□□□□約18㎞


本区間のポイント
是非、渡し船お遍路ルートを選択肢の最右翼に


ここでは、【ルート3】をお遍路。
「道の駅ビオスおおがた」から松葉林の遍路道、大規模公園経由で田野浦へ

道の駅から大方松原へ(2016.5)
道の駅から大方松原へ(2016.5)
四万十川への遍路道(2016.5)
四万十川への遍路道(2016.5)

田野浦集落手前の三叉路に消防車車庫?がある。ここを右に遍路すると【ルート2】の四万十大橋へ。左へ遍路すると【ルート3】の双海経由で下田の渡し乗場へ。
利用するお遍路さんは、田野浦三叉路付近で沖船長さんに連絡し(090-8698-3809)運行状況を確認しお遍路ルートを決める必要がある。運航時間は8時頃から17時頃。乗船料金は500円。

田野浦三叉路。左が下田渡しルート(2018.2)
田野浦三叉路。左が下田渡しルート(2018.2)
◇「 2013年の下田の渡しルート経験状況」
 「道の駅ビオスおおがた」、大規模公園を遍路し、石崎を過ぎると『渡し欠航』の看板。下田への遍路道と四万十大橋の分岐点田野浦でも『渡し欠航』の看板。天候はそんなに悪くないのに、なぜと思いながら進む。双海の分岐点でも『渡し欠航』の看板。下田への遍路はあきらめ四万十大橋へのコースに変更した。

◇「沖船長からの情報等について」
 今回(2016.5)、ブログ写真撮影のため下田へ車で遍路した。機会があれば沖船頭さんにお会いできればと思っていた。朝6時過ぎであったが幸運にもお会いすることができた。
 沖さんは昔、船長として全国の港を航行した経験がある。四万十川河口の下田港は土砂が堆積し河口の流れが複雑で波ができやすいそうで、利根川河口と並び難所だそうです。利根川は潮の流れ。四万十川は高波だそうです。天候が良くても欠航せざるを得ない場合も多々あるとのこと。天気は良くても、沖船頭さん(090-8689-3809)に運行状況を必ず確認してもらいたい。
 「下田の渡し」は、四万十市営の定期運航便として運航をしていたが、上流に多くの橋が設けられ利用客が減り、2005年12月に廃止された。幸運にも2009年4月、地元住民らで作る「下田の渡し保存会」により復活し、現在は運行中である。
 年間の利用者は300人程度だそうです。利用者のほとんどがお遍路さん。地元の人の利用者は高齢者で川向う(初崎⇔下田)の実家、知り合い宅訪問時等にこの渡しを利用されているそうです。
 地元の人の「下田の渡し」の認知度は低かった。私が写真撮影遍路で地元を訪れた時、地元の人に「渡し船乗場はどこですか?」と聞いたが、「渡し船乗場?」。復活していることを知らなかった。しかし、お遍路さんが利用しているので、最近、「少し認知度も上がっている」とのこと。

渡船場は、下田港の河口より。下田漁協事務所脇から出航。

下田港。渡し乗り場は左上方でした(2016.5)
下田港。渡し乗り場は、まだ河口よりでした(2016.5)
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下田港への遍路道(2016.5)
立派な渡し船だ(2016.5)
立派な渡し船だ(2016.5)

下田港から対岸の初崎港へ。
歩き遍路の方へ。このルートを選択することをできるのは「歩き遍路の特権」。距離的には【ルート2】より短いのかな?。ただし、宿泊施設が少ないのでうまく予定を立ててくださいね。

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渡し船で下田港を出航(2016.5)
渡しから河口の風景だ。
渡し船から河口の風景(2016.5)
乗船時間は5分程度?。初崎の艀が(2016.5)
乗船時間は5分程度?。初崎の艀が(2016.5)

初崎から国道321号線の津倉淵までは概ね3.5㎞。初崎集落を抜け、水門横の立派な343号線を行く。大きな建物を通り過ぎると、左側に水色の小屋が、ここを左に曲がりお遍路するとルート1・2との合流地点である津倉淵へ

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初崎港埠頭(2016.5)
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初崎から津倉淵へ。津倉淵へは右だ(2016.5)
38番札所:38番へは、この青い建屋を左に曲がる(2016.5)
津倉淵へは、この青い建屋を左に曲がる(2016.5)

津倉淵から山間の国道沿いの遍路道で市野瀬へ距離は4㎞。この区間ほんの半世紀前までは「伊豆田峠越え」で38番金剛福寺から39番延命寺への打ち戻し分岐点並びに真念庵に至る遍路道。現在、多くのお遍路さんは「伊豆田トンネル道」を遍路。歩道有り


「伊豆田トンネル道」は2.9㎞。ほぼ平坦。
「伊豆田峠古道」は4.2㎞。標高差約200m。

伊豆田トンネル(2018.2)
伊豆田トンネル(2018.2)

「伊豆田道」は伊豆田トンネル手前約1㎞地点で左折し車道を

伊豆田トンネル手前右へ(2018.2)
伊豆田トンネル手前右へ(2018.2)
道しるべは分かりずらいよ!(2018.2)
道しるべは分かりずらいよ!(2018.2)

車道を1.5㎞程遍路

車道を遍路(2018.2)
車道を遍路(2018.2)
道しるべに従って遍路(2018.2)
道しるべに従って遍路(2018.2)

車道から山道へ

車道から山道へ(2018.2)
車道から山道へ(2018.2)
少し荒れている遍路道(2018.2)
少し荒れている遍路道(2018.2)

標高252mの伊豆田峠には「道しるべ?」&「建物の基礎?」

伊豆田峠(2018.2)
伊豆田峠(2018.2)
峠にある年代不詳の石碑(2018.2)
峠にある年代不詳の石碑(2018.2)

峠からの下りは竹藪、少し遍路すると木立に

竹林の下り道(2018.2)
竹林の下り道(2018.2)
竹藪から木立に(2018.2)
竹藪から木立に(2018.2)

整備された木立遍路道から再び車道へ

道しるべも整備(2018.2)
道しるべも整備(2018.2)
山道から車道へ(2018.2)
山道から車道へ(2018.2)

古道の証は、市野瀬橋に17世紀後半(1650年頃?)「真念しるべ石」が

市野瀬橋38番39番分岐(2018.2)
市野瀬橋38番39番分岐(2018.2)
三叉路に「真念しるべ石」(2018.2)
三叉路に「真念しるべ石」(2018.2)
真中が「真念しるべ石」(2018.2)
真中が「真念しるべ石」(2018.2)

市野瀬橋を直進し車道から右に曲がり「大塚さん宅」へ。先に「真念庵の納経」を済ませて???「真念庵」へ???

市野瀬橋で振り返ると、前方伊豆田峠。左39番札所(2018.2)
市野瀬橋で振り返ると、前方伊豆田峠。左39番札所(2018.2)
「真念庵」の納経は大塚さん宅で(2018.2)
「真念庵」の納経は大塚さん宅で(2016.5)
大塚さん宅で納経(2018.2)
大塚さん宅で納経(2016.5)

真念庵から国道321号線へ

真念庵前の遍路道(2018.2)
真念庵前の遍路道(2016.5)
真念庵(2018.2)
真念庵(2016.5)
真念庵から38番へ(2018.2)
真念庵から38番へ(2016.5)

321号線へ伊豆田トンネルルートと合流


【パート3】市野瀬から38番札所金剛福寺までの距離は約28 ㎞

本区間のポイント
 市野瀬方面へ打ち返すのであれば、下の加江、大岐周辺の遍路宿に連泊し、空荷で金剛福寺を往復遍路する方法も

市野瀬から下の加江、海岸沿いの遍路道、大岐海岸の遍路道を経て以布利へ約15㎞。天気が良ければ爽快である。

大岐海岸遍路道入口(2016.5)
大岐海岸遍路道入口(2016.5)
大岐海岸を遍路(2016.5)
大岐海岸を遍路(2016.5)

以布利でコースは2つ。
【ルート1】港から昔の遍路道である『磯沿い遍路道』。
【ルート2】以布利集落の遍路道
ここでは【ルート1】『磯沿いへんろ道』を遍路

以布利港から海岸線の遍路道を。

以布利港から海岸線ルートを望む(2018.2)
以布利港から海岸線ルートを望む(2018.2)
岬手前までの約200m?の砂浜が遍路道(2018.2)
岬手前までの約200m?の砂浜が遍路道(2018.2)

磯沿いの遍路道は岬手前までの約200m。磯道から山道へ

干潮時の海岸遍路道。波打ち際に道しるべ(2018.2)
干潮時の海岸遍路道。波打ち際に道しるべ(2018.2)
海岸より山道へ(2018.2)
海岸より山道へ(2018.2)

谷沿いの山道を300m程登ると車遍路道に合流

谷沿いの遍路道(2018.2)
谷沿いの遍路道(2018.2)
車道遍路道(2018.2)
車道遍路道(2018.2)

車道から再び古道へ

車道遍路道(2018.2)
車道遍路道(2018.2)
古道は左の山道へ(2018.2)
古道は左の山道へ(2018.2)
古道(2018.2)
古道(2018.2)
民家先の遍路道を(2018.2)
民家先の遍路道を(2018.2)

古道から改良された県道327号線へ。ここからしばらくは海岸線の遍路道

窪津集落手前で県道に(2018.2)
窪津集落手前で県道に(2018.2)

38番金剛福寺手前は樹木トンネル遍路道爽快だよ

樹海の遍路道。あと少しだ(2016.5)
樹海の遍路道。あと少しだ(2016.5)
38番金剛福寺手前は樹木トンネル(2018.2)
38番金剛福寺手前は樹木トンネル(2018.2)

仁王門に到着

金剛福寺仁王門(2018.2)
金剛福寺仁王門(2018.2)
仁王門左の仁王像(2018.2)
仁王門左の仁王像(2018.2)
仁王門右の仁王像(2018.2)
仁王門右の仁王像(2018.2)

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