ブログUP日:2019/05/12
現在、別格01番札所大山寺から06番札所安楽寺へは、山道を打ち戻している。打ち戻すことなく「別格01番札所大山寺境内左『古道観音道』経由 06番札所安楽寺」への遍路道があるのだ。
外人用遍路地図「Shikoku Japan 88 Route Guide」著者松下さんとその古道を遍路。
「古道観音道」は「大山寺-和泉寺」の両寺を結ぶ参拝道として発展してきた。参道には文化12年(1815年)から文政7年(1824年)の間に建立されたと思われる石仏33基がある。また、昭和30年頃(1955年頃)まで活躍していた炭焼き小屋跡等がある。その後、参拝者等も減り観音道は草木に埋もれ廃道化状態であった。
平成20年(2008年)12月、GPSを頼りに観音道調査を開始。翌年6月に「観音道保存会」が生まれる。保存会は、倒木の除去・仮橋の設置・案内木札の取付。また、石仏調査(石仏の確認・寄進者調査等)を行った結果、現在は、25基(谷水に流されたり山林の開発により8期が不明)が整備され残存している。
「観音道保存会」は、和泉寺から大山寺まで年二回「観音道ウォーク」を行い山道の保全等に努めている。
なお、現在、この古道を往来するのは殆どが地元住民だよ。残念なことにお遍路さんの姿はほとんど見かけないそうだ!
01番札所大山寺から06番札所安楽寺への遍路道概要は
05番札所地蔵寺から山道の車道沿いの遍路道を辿ると別格01番札所大山寺の第一門❔へ。屋根は補修のためシートで覆われている
第一門から約350歩で仁王門へ
仁王門から本堂へはチョットした階段が。お遍路の皆さん境内で上を見上げてみよう!!!。すばらしい瓦、柱等に彫られた彫刻等の芸術品に遭遇できるよ!!!。
境内左側に06番札所安楽寺に通じる「観音道入口」があるよ。この道は地元保存会の皆さんによりよく整備されており快適なお遍路ができるよ。
遍路道沿いには観音像、地蔵さんが
途中、車道(約300m)に出る。そこには立派な公衆便所も設置されている。
山道から集落道出口には変な有刺鉄線が。農作物を獣から守るため集落一帯を通電有刺鉄線を張り巡らせているのだ。
集落付近からの眺めはGoo!!!。吉野川流域が展望できる。
集落道を100m程度進むと右に民家が。06番札所安楽寺への遍路道は、ここは直進。
民家手前で右折し塀際の道を1㎞程辿ると観音道終点である和泉寺へ。和泉寺経由で06番札所安楽寺へ向かうお遍路さんへ。この古道は維持管理できているが夏場にはマムシが出没・ブッシュに覆われるそうなので気を付けてね。
長閑な田んぼ道、高速道路下を遍路
少し遍路すると徳島県畜産試験場へ。ここからは右折し、四国の道を辿り06番札所安楽寺めざし遍路する。
途中、未整備なところもあるが、土手沿いの田舎道を辿り安楽寺を目指す。
06番札所安楽寺へ到着