19番~20番札所鶴林寺 歩きへんろ道

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更新日:2018/09/30

・・・札所間情報・・・

ルート数:1ルート  距離:13.1Km  高低差:500m
難易度:厳しい(高低差500m登り)
別格:別格03番札所慈眼寺

本区間のポイント
 ◇国史跡『阿波遍路道 鶴林寺道』はきれいに整備
 ◇道の駅『ひなの里』から23番薬王寺までの約45㎞はコ
  ンビニは無い。あるのは集落にある雑貨屋さんだけ。道の
  駅『ひなの里』で体制を整えてお遍路しよう
 ◇水呑大師から仁王門の1.3mへんろ道は「国指定 史跡」


ート図
IMM_2000

地図のアイコンなど


19番札所 立江寺を出発し 20番札所 鶴林寺を目指す!

仁王門を潜り立江川に架かる白鷺橋まで打ち戻し、突き当りの三叉路脇の中務茂兵衛石碑を確認し左に曲がりのどかな遍路道を行く。

20番札所へ打ち戻し白鷺橋へ(2016.12)
20番札所へ打ち戻し白鷺橋へ(2016.12)
中務茂平道しるべ(2017.2)
中務茂平道しるべ(2017.2)

三叉路から100m程遍路すると立江寺奥ノ院の大きな道しるべが。ここを右折し300m程行くと奥ノ院が

立江寺奥ノ院はここを右折(2017.2)
立江寺奥ノ院はここを右折(2017.2)
立江寺奥ノ院(2017.2)
立江寺奥ノ院(2017.2)

この遍路道沿いには3基の『真念しるべ石』がある。奥ノ院道しるべ石から1.5㎞地点。道脇から30m程離れた場所に

真念しるべ石は農協事務所を右折(2017.2)
真念しるべ石は農協事務所を右折(2017.2)
遍路道を右折、中央電柱元左に白い何かが。これが真念しるべ石(2017.2)
遍路道を右折、中央電柱元左に白い何かが。これが真念しるべ石(2017.2)
その中間に旧遍路道6(真念しるべ石が)(2017.2)
その中間に旧遍路道6(真念しるべ石が)(2017.2)

更に1㎞程遍路すると左側にある消防車庫反対右側にあるが、塀が邪魔して振り返らないと見えない

左に消防車庫。右に真念しるべ石しかし塀が邪魔し見えない。(2017.2)
左に消防車庫。右に真念しるべ石しかし塀が邪魔し見えない。(2017.2)
三叉路にある真念道しるべ(左)&明治期の道しるべ(右)(2017.2)
三叉路にある真念道しるべ(左)&明治期の道しるべ(右)(2017.2)
『真念しるべ石』(2017.2)
『真念しるべ石』(2017.2)

立江寺から10㎞程度遍路すると、鶴林寺登り口手前(約300m)に三叉路が

阿波勝浦町道の駅立ち寄る?。右の方向へ行けば道の駅へ(2016.3)
阿波勝浦町道の駅立ち寄る?。右の方向へ行けば道の駅へ(2016.3)

ここで右、左どちらのルートを選ぶ?
【ルート1】旧遍路道を辿る左のルート?
【ルート2】道の駅、コンビニのある右の新道ルート?


私は【ルート2】の右ルート『道の駅 ひなの里かつうら』を推奨する。その理由は、20番札所鶴林寺登り口から23番札所薬王寺までは54㎞。この間にコンビニは無い。また、21番札所太龍寺まで自動販売機は一カ所。道の駅で体制を整えてから国史跡「阿波遍路道 鶴林寺道」を遍路しよう。 

阿波勝浦町道の駅「ひなの里」(2016.3)
阿波勝浦町道の駅「ひなの里」(2016.3)
道の駅敷地内の東屋(2017.1)
道の駅敷地内の東屋(2017.1)

四国八十八ヶ所お遍路さんの道しるべによると「四国遍路道最古のしるべ石」は20番札所鶴林寺手前に残っているとある。設置年度は貞治2年(1366年)6月24日。そのしるべ石確認のために、先日(2017/07/17)、「道の駅ひなの里かつうら」から20番札所鶴林寺へ。天気予報は梅雨明け前とは言え猛暑日?。地道を遍路

登り口(2017.7)
登り口(2017.7)

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15分ほど遍路すると、萱葺の東屋。トイレも完備。展望好し。素敵な東屋だ。ただし水は無い。

茅葺の東屋 簡易トイレもあるよ(2017.7)
萱葺の東屋 簡易トイレもあるよ(2017.7)
きれい・広いよ&展望Goo(2017.7)
きれい・広いよ&展望Goo(2017.7)
萱葺東屋からの展望(2017.7)
萱葺東屋からの展望(2017.7)

1時間少しで『国史跡「阿波遍路道」鶴林寺道』エリアへ。その起点は「水呑大師」。ここから20番札所鶴林寺まで1.6㎞。ここには四国遍路最古の丁石[貞治期(1362-1367)]が11基ある。

この周辺は「国指定 史跡』鶴林寺道(2010.8.5)
麓から仁王門までは、約4km。そのうち、水呑(みずのみ)大師から仁王門の1,269mは「鶴林寺道」と呼ばれ、2010年8月に遍路道で初めて国史跡に指定された。鶴林寺道には本堂までの距離が何町(1町は約110m)あるかを刻んだ石の柱「丁石」が13基あり、そのうち11基は南北朝時代(1300年代)のものとされる。
貞治期(1362-1367)の丁石配置図(2017.7)
貞治期(1362-1367)の丁石配置図(2017.7)
国史跡「太龍寺道」起点(2017.7)
国史跡「太龍寺道」起点(2017.7)
水呑大師 ここから国史跡の遍路道(2017.7)
水呑大師 ここから国史跡の遍路道(2017.7)

この遍路道の見どころは、整備された遍路道、7.5丁から太龍寺への展望&四国遍路道最古の丁石

七丁石付近の遍路道はGoo(2017.7)
七丁石付近の遍路道はGoo(2017.7)
7.5丁地点からの太龍寺への遍路道展望(2017.7)
7.5丁地点からの太龍寺への遍路道展望(2017.7)
八丁石(2017.7)
八丁石(2017.7)

丁石あれこれ

九丁石(2017.7)
九丁石(2017.7)
四丁石(2017.7)
四丁石(2017.7)
仁王門階段脇にある三丁石(2017.7)
仁王門階段脇にある三丁石(2017.7)

よく整備された道を辿ると駐車場へ、静寂な境内を進み右の階段を登ると本堂に行く。多くの札所境内で景観を損なう自動販売機等を見かけるが、鶴林寺境内にはそのたぐいのものは一切無い。本当に静寂で気分は最高だ。

鶴林寺仁王門(2016.3)
鶴林寺仁王門(2016.3)
本堂へあと一丁(2017.7)
本堂へあと一丁(2017.7)
本堂への階段脇に 一丁石(2017.7)
本堂への階段脇に 一丁石(2017.7)
静寂できれいに清められた参道(2017.7)
静寂できれいに清められた参道(2017.7)

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