現存する真念しるべ石は37基。その内、遍路道沿いに現存しているのは28基(7基はお寺等で保存)。徳島県には9基がある。
先般(2016.12.29)、イシマキ貝採取のために美波町方面を訪れた際、23番札所薬王寺周辺の遍路道沿いにある『真念しるべ石 2基』の現地調査を行った。
その1:徳島県美波町奥河内
旧道遍路道沿いの地蔵堂脇に現存。昭和50年頃までは主要道路?。現在は国道開通に伴い、地元の住民が通行する生活道で、お遍路さんもあまり遍路していないようだ。なぜ?お遍路さんも通行しないの?。
その理由は、『四国遍路ひとり歩き同行二人地図』にルートが記載されていないのだ。
そのルートは、23番札所薬王寺の仁王門を出て最御崎寺へ向かう。「道の駅 日和佐」を200m程遍路すると
JR高架橋手前を国道から旧道へ
200m程遍路するとJR軌道と並行する遍路道。右側に地蔵堂が。その脇に『真念しるべ石』が
この旧道は約2㎞先、国道55号線と合流。距離はほぼ同じである。お遍路の皆さん。是非この旧道をお遍路してね!!!。
その2:徳島県美波町北河内本村
薬王寺より北側約1㎞に位置するJR北河内駅前を左に50m程の場所にある。現在のお遍路道から逸れている。昔の22番札所平等寺から山沿いの遍路ルート沿い???。