ブログUP日:2017/03/05
23番札所薬王寺から24番札所最御崎寺までのへんろ道で薬王寺から16.9㎞地点(八坂トンネル出口)から19.7㎞地点(別格04番札所鯖大師本坊)までの2.8㎞区間は「四国遍路ひとり歩き同行二人」に記載されて無い、昔のへんろ道がある。
現在、徳島県牟岐町から高知県室戸市までは、海岸沿いの道路が整備された単調なへんろ道だ。
江戸時代から戦前までの高知市内から大阪へは、高知から26番-27番札所間にある奈半利町へ。そこから山間部を通る野根街道で東洋町に行き、東洋町から海路で大阪へ向かうのが主要街道であった。なお、東洋町から大阪までの航路は、瀬戸大橋開通まで?運行されていた。
戦前の?徳島県南部から24番札所最御岬寺までの海岸線の道路は整備されておらず、お遍路さんは、室戸岬まで道なき道をお遍路しなければならないようであった?。その昔のへんろ道を体験できるのがこのコースと思われる。時間にして30分程度余分に要するが、是非、このお遍路道を。
先日(2017/03/03)、この区間をお遍路。八坂トンネル出口に駐車。あるき遍路を開始。
ここでの起点は八坂トンネル出口とした。国道を500m程行くと内妻トンネル。
昔(昭和初期以前?)は、ここを左折し、旧へんろ道で松坂峠、古江海岸のへんろ道。まずは山道
松坂峠へは結構キツイ標高差60mの登り、そこから下り古江海岸
海岸線沿いのへんろ道を500m程
再び国道55号線に合流し、国道沿いの道を約1.0㎞行くと福良トンネル。トンネル手前に土佐浜街道の看板。普通はこのトンネルをへんろだが、今回は、この土佐浜街道を辿って04番札所鯖大師本坊裏口へ。トンネルへんろ道より少し(10分程度)時間を要するが、是非、歩いてもらいたいコースだ。
是非、この道を遍路してもらいたい。
仁王門からお遍路するとコジンマリした感じだが、裏からお遍路すると異なった風景がみえるよ
通常のへんろ道は、福良トンネル通過すると左わきに鯖瀬大福が。また、右には鯖大師本坊の大きな看板がある。
鯖瀬大福で一服。通常はパック売りだが、お遍路さんには個別売りしてくれる。鯖瀬大福は私好みの甘さ。一個70円。
23番札所薬王寺から24番札所最御崎寺までのへんろ道概要はここをクリックしてね!。