消費税UPに伴う遍路宿料金の改定状況について

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ブログUP日:2019/10/07

2019年10月1日、消費税が8%から10%になったよ!!!!!。
「とある歩き遍路『私が訪問した宿』に掲載している76宿泊施設」に電話し宿泊料金の確認をしたよ!!!。その結果は・・・


料金の改定状況
           一泊二食遍路宿   素泊まり遍路宿
現状維持             26        8
現状維持/消費税分UP       24        8
料金の見直し           ’’7        3 □
合計’’’’              57       ’’19
◇現状維持遍路宿は 66施設(87%)
◇料金見直し遍路宿は10施設(13%)
◇現状維持遍路宿66施設のうち約2割の施設は、一般客料金は値上げしたが、お遍路料金は現状維持としていた。
◇お遍路宿は歩き遍路の皆さんのために「血の滲む努力」をしているのだ!!!。


料金改定後の料金について
一泊二食料金  ’’’  ~6,999円 25施設(44%)
       7,000~7,999円 28施設(49%)
       8,000~9,900円 ’’4施設(’‘’7%)
◇お遍路宿料金は、お遍路さんのことを配慮し、一般の宿泊施設より低料金でサービスを提供している。
◇繁忙期は3月~5月、9月中旬~11月末の約6か月間。あとの6か月は殆ど客が無く非常に非効率。例えばNHKの受信料金は客がいなくても支払わなければならない。
◇一般旅館と異なり、天候状況、お遍路さんの健康状況等により当日キャンセルもあり非効率である。外国人遍路の増加等に伴い連絡なしキャンセルも増加。食事ロスが馬鹿にならない。
◇最近の耐震強度の見直し、消防法の改定に伴う施設の増改築に多額の費用を要する。高齢経営者の施設の多くが廃業に追い込まれている。例えば12番札所焼山寺周辺の遍路宿。2018~2019年に3軒が廃業(6軒⇒3軒)。


GH等素泊り施設 ’’’ ’’ ~3,000円  4施設(22%)
◇        3,001~4,000円  7施設(39%)
        4,001~4,500円  5施設(28%)
        4,501~    ’’’ 3施設(17%)
◇外国人遍路の増加の歩調に合わせ増加?!?。
◇従来の遍路宿の一室をドミトリータイプに改造し外国人遍路等の受け入れ態勢の強化を図っている。
◇今後、とある歩き遍路が訪問を予定している宿の多くがGHタイプであるよ!
◇低価格GHはバスタブ、浴衣等のサービスが無い?


宿坊、通夜堂について
外国人遍路は宿坊等境内の施設を利用したい傾向がある。しかし、近年、宿坊、通夜堂が減少している。
団体(車遍路)宿泊者の減少‽・お寺の都合❔。閑散期は営業していないところが多い。歩き遍路は困っている。
残念なことである。何とかならないのかな???


まとめ
お遍路さんにとって宿泊施設は無くてはならないもの。しかし、お遍路さんの減少並びに経営者の高齢化、法律等の改定により建物維持管理等の厳しさから遍路宿の経営は非常に厳しいものがあり、多くの遍路宿が廃業している。
行政、お遍路関係者等を含め、この課題に取り組む何かが必要な時期に来ているのでは???。

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