ブログUP日:2017/11/09
別格13番仙龍寺から平山への遍路ルートは2つある。
堀切峠・土佐街道経由し平山に至る古道(下図中央の黄色ルート)
国道319号線堀切トンネル経由し平山へ(下図左の青色ルート)
英語版遍路地図「Shikoku Japan 88 Route Guide」は古道記載
『四国遍路ひとり歩き同行二人地図』は国道319号線ルート記載
2017年11月6日、別格13番札所仙龍寺-不動堂-峰の地蔵尊ー堀切峠-平山へ至る古道を探索。このルートには『1650年頃に設けられた真念しるべ石』&『1832年(天保2年)設置の道しるべ』がある。
仙龍寺-不動堂-峰の地蔵尊への約3.4㎞は整備されているが、峰の地蔵尊ー堀切峠ー平山へ至る土佐街道約1.7㎞は「森林伐採用道路工事に伴い道しるべ不備。利用者が少ないため古道維持が十分でなく、ブッシュ・倒木がある」。
峠の地蔵尊付近の道しるべ整備は、森林組合に電話し工事前の状況に復旧するように依頼。整備するときは私も同行したいと考えている。この道しるべが整備できると迷わずにお遍路できると思います。
大切な遺産である古道の整備は、地元の人の協力、遍路さん利用等により維持管理できればいいなと思う又なんとかしたいものです。
朝9時30分、別格13番仙龍寺から堀切峠経由平山へ遍路開始。ルートは2つある。仙人堂・清滝経由と鐘楼横を遍路するルート。2つのルートは約150m先で合流。
今回は仙人堂・清滝ルートを遍路
合流地点からは下ってきた遍路道を打ち戻し
仙龍寺から約500mで不動堂へ。境内は近所の老夫婦が清掃してくれていた。
境内を通り抜け民家横を辿ると舗装された生活道へ出る。ここの老夫婦が不動堂境内の清掃をしてくれている。
車道を300m程遍路すると道は2つに分岐。ここは左の道を、道しるべは無い。要注意。
左の車道を約50m遍路すると1650年頃に設けられた「真念しるべ石」がある。上部は欠けている。案内板はない。
約200m程で広い無舗装の遍路道に
この遍路道は道しるべは少ないがよく整備されている。大嶽神社の鳥居横を遍路
分岐より30分ほどで車道に。車道に出る手間への分岐に注意。ここは右の遍路道を。右脇に赤い遍路道しるべがある。
一旦、車道に出てすぐに車道右の路肩の遍路道を200m程辿ると、峰の地蔵尊へ
峰の地蔵尊前の車道を横切り遍路道へ・・・ 道路沿いにトラロープで進入禁止?、有るべきはず??の道しるべが無い
遍路道を探すが見つけられない。仕方なく平山方面から堀切峠へ遍路するしかない。仙龍寺へ引き返し、平山へドライブ。そこから堀切峠へ遍路し取り付け位置を確認に。遍路道は峰の地蔵尊前の県道を横断し伐採道路を100m程遍路すると左に遍路道入口を発見。
平山から堀切峠区間は、江戸期の主要街道である「土佐街道」。地元の人に話を聞く「昔は地元の人、お遍路さんも、この道をよく利用していたが、1980年に堀切トンネルが開通してからは、利用者が少なくなった」とのこと。このため街道(遍路道)の整備状況は良くない。
峰の地蔵尊から約200mで「天保2年(1832年)&2012年に川之江ライオンズクラブが設置した石碑」が
遍路道はしっかりしているが手入れが行き届いていないためブッシュ、倒木が彼方此方に。地元の人に話を聞くと「川之江ライオンズクラブの方が定期的に清掃活動をしているのではないか」との話。川之江ライオンズクラブに電話してみると「昔は清掃活動をしていたが最近は・・・・・」
途中にはベンチ又明治期の石碑も
20分程で平山へ。県道から「土佐街道」の入口には道しるべが。
平山へ到着。一般道に出て右折し椿堂へ