ブログUP日:2021日1月23日
2020年11月、5日間の予定で高知県西部、愛媛県南部の遍路小屋、まだ遍路していない古道の調査遍路に出かける。 この遍路旅で足摺岬周辺の古道を 調査・研究、修復・維持管理 している「 あしずり遍路道保存会 」会長 の弘田之彦さんに巡り合うことができた。弘田さんは土佐清水市内の埋もれた古道を精力的に調査・研究、修復・維持管理している。土佐清水市内にある遍路道古道は15カ所。 「Shikoku Japan 88 Route Guide」には、 13カ所の古道が記載されている。 しかし、多くの歩き遍路さんは古道を見逃し国道沿いの遍路道を歩いている。歩き遍路の皆さんへ、古道を歩いてね。皆さんが歩くことにより古道保存に寄与していることを自覚してね。
土佐清水市にある古道15カ所の内訳
37-38番札所 ①伊豆田峠:3.6㎞。②真念庵道:0.6㎞。③長野道:0.6㎞。④鍵掛道:0.6㎞。⑤双浜道:0.5㎞。⑥大岐海岸:2.0㎞。⑦以布利浜道駄馬道:0.5㎞。⑧ホウノ谷道:0.3㎞。⑨伊予駄馬道:0.5㎞。⑩鯨道:2.3㎞。⑪窪津崎:0.9㎞
38-39番札所 ⑫松尾道。⑬払川下町。⑭払川上道。⑮中浜峠道
③長野道と⑩鯨道 は「Shikoku Japan 88 Route Guide」に記載されていない 。
鯨道(2.3km)
「Shikoku Japan 88 Route Guide」著者 松下さんは、数年前に窪津港手前県道27号線に並行している古道「鯨道 」を遍路したが倒木等があり整備できていなかったので未掲載に。しかし、弘田さんとの出会いで、現在は「あしずり遍路道保存会」で修復、維持管理していることが分かった。今回、弘田さんに案内されて遍路した。本当にきれいに整備されていた。皆さん是非この古道を遍路してね。古道「鯨道」2.3㎞の概要は次のとおりだよ。
Well-maintain Kujira-road(2020.11) Maintain signpost(2020.11)
Edo period signstone(2020.11) Was also here(2020.11)
Cemetery(2020.11) Scenery from cemetery(2020.11)
去年、歩き遍路をしていて、たまたま見つけたんですが、
65番三角寺にも、昔のみちがありました。
黄色い地図はモチロン、英語版の地図にも載ってないみたいです(英語版の地図は2年前に購入)。
黄色い地図だと、戸川公園に曲がらずに三島川之江インター方面に向かうと、池のそばを通って林道〜車道の遍路道が載ってますが、
林道が車道と合流した辺りの、右手に、赤い鉄梯子と「三角寺 昔のみち」の小さな札が下がってました。
遍路標識は少ないですが、ほぼ1本道であまり荒れておらず、牟岐の草鞋大師手前にある大坂遍路道みたいな、自然に逆らわずできた道が、とても気持ちの良い道です。
途中までは急な登り坂の連続ですが、登り切ったらあとは馬の背に沿って歩くだけ。快適な道です。
出口がちょっとあいまいで迷いましたが、適当に歩いたら戸川公園から三角寺に向かう途中の車道に出ました。
戸川公園経由より、距離も多少短いかも?? オススメです。
追伸・
昨年は3月頭頃に歩き始めたんですが、ちょうどご不在(?)で、めだかの里には寄れませんでした。。次回はお会いできることを楽しみにしています。(2年前に干し柿いただきました)
歩き遍路は2回とも戸川公園からのへんろみちを辿りました。池のそばの道を辿っていません。ご指摘のルートの詳細は分かりません。
歩き遍路道に詳しい英語版地図著者の松下さんに確認し、後日報告させてもらいます。
先日は丁寧なお返事をいただきありがとうございました。年が明けいつもならドキドキしながら行程表を立てているはずですが・・・緊急事態宣言該当県のため四国の方にご迷惑をかけるのは忍びなく、娘と話し合って今年は見送ることとなりました。丁度、37番岩本寺からのお遍路道の記事で、黄色い地図&Googleとにらめっこしながら「次回」の遍路への意欲につなげていきたいと思います。前に田中食堂のおばさまに「弘法大師さまが導いてくれなければここには来れないんだよ。」とおっしゃられた言葉が「ああ、そういうことなんだ」と腑に落ちる今日この頃です。
また、有意義な情報を楽しみにしています。
見送るのも選択肢の一つですね。
今は、ネットで遍路を楽しむことができます。
チョット我慢してください。
コロナ明けで四国遍路挑戦の際は、是非「へんろの里」にお寄りください。
歩き遍路の先達です。ご案内した方から、鯨道は大変荒れていて難儀をしたとの報告が2021/11/16にありました。調査の上、注意喚起をお願いいたします。
現地に確認しました。
定期的に草刈りを行っておりますが、歩き遍路が少なく、雑草が勢いを増す秋先にかけては、草刈り等の維持管理作業が追い付かない時もあるようです。
古道の維持管理の最善策は、多くの歩き遍路が辿って(歩いて)くれることです。
私達も古道を遍路することを推奨していますが、皆さん方も、古道遍路の推奨をお願いいたします。