旧土佐街道(阿南市福井町-23番札所)を調査遍路(その1)

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ブログUP日:2019/06/14

2019年4月某日、とある歩き遍路は「阿南市福井町鉦打トンネル手前から美波町山河内経由で23番札所薬王寺までの旧土佐街道約15㎞」を外人用遍路地図Shikoku Japan 88 Route Guide著者松下さんの遍路道調査に同行した。

旧土佐街道概要(2019.6)
旧土佐街道概要(2019.6)

今回の同行で判明したことが3点
高速道路手前から田井ノ浜へ通じる「貝谷峠越え遍路道は快適・最短」であることが判明。これから歩き遍路さんに歩いてもらいたいルート。ルート概要はその2で報告。
恵比寿浜から薬王寺への旧土佐街道は健在。これから歩き遍路さんに歩いてもらいたいルート。ルート概要はその3で報告。
松下さんに同行して感じたことは「外人用遍路地図Shikoku Japan 88 Route Guide」の素晴らしさの源は彼の豊富な知識&行動力であること!!!。


鉦打トンネルから福井トンネル上約500m旧土佐街道は廃道化し遍路できる状況ではない。廃道化した尾根道から国道55号線へ。

旧土佐街道は国道を横断直進(2019.4)
旧土佐街道は国道を横断直進(2019.4)
旧土佐街道は廃道化(2019.4)
旧土佐街道は廃道化(2019.4)
薬王寺遍路道。福井トンネルを抜け、海岸仙遍路道は右の旧道へ(2016.3)
薬王寺遍路道。福井トンネルを抜け、海岸仙遍路道は右の旧道へ(2016.3)

この地点から約1.4㎞は現在の遍路道を辿ると高速道路高架下へ。現在の遍路道は直進し由岐坂峠へ。ここを右折し旧土佐街道の貝谷峠遍路道へ。500m程生活道を辿るとお地蔵さんが

古道土佐街道貝谷峠は右(2019.4)
古道土佐街道貝谷峠は右(2019.4)
貝谷峠は左(2019.4)
貝谷峠は左(2019.4)

ここを左折し貝谷峠の山道を遍路。江戸期の道しるべ、石造が

貝谷峠への遍路道(2019.4)
貝谷峠への遍路道(2019.4)
遍路道脇には江戸期の石仏(2019.4)
遍路道脇には江戸期の石仏(2019.4)

約500mで貝谷峠へ

貝谷峠(2019.4)
貝谷峠(2019.4)

数年前、松下さんが調査した時、貝谷峠から先は荒れていたが、ご覧のように地元の人によりきれいに整備されていた。

整備された遍路道(2019.4)
整備された遍路道(2019.4)

峠から先も石仏が

江戸期の石仏が(2019.4)
江戸期の石仏が(2019.4)
天保13年の石仏(2019.4)
天保13年の石仏(2019.4)

途中、高速道路下へ。ここはチョット分かりづらいが、高速道路脇から遍路道へ

高速道路下の遍路道(2019.4)
高速道路下の遍路道(2019.4)
道路基礎脇を遍路(2019.4)
道路基礎脇を遍路(2019.4)
高速道路脇道から地道へ(2019.4)
高速道路脇道から地道へ(2019.4)

地道を少し下ると車道に

車道へ(2019.4)
車道へ(2019.4)
車道を右/すぐ左(2019.4)
車道を右/すぐ左(2019.4)

車道を遍路すると、田井ノ浜海岸へ。現在の遍路道に合流。この貝谷峠ルートは現在の遍路道より1.2㎞短い3.1㎞。

江戸期❔の石仏(2019.4)
江戸期❔の石仏(2019.4)
JR田井ノ浜駅脇の県道と合流(2019.4)
JR田井ノ浜駅脇の県道と合流(2019.4)

ここから300m程遍路すると田井ノ浜東屋へ。踏切を渡ると三差路ここを右に遍路すると旧土佐街道苫越ルートへ

右を辿ると旧土佐街道へ(2019.4)
右を辿ると旧土佐街道へ(2019.4)
田井の浜東屋(2016.3)
田井の浜東屋(2016.3)
東屋からの風景(2016.3)
東屋からの風景(2016.3)

苫越街道は廃道化していてお遍路できる状況ではない。

旧土佐街道「苫越道}(2019.4)
旧土佐街道「苫越道」(2019.4)
廃道化(2019.4)
廃道化(2019.4)
お遍路は出来ない(2019.4)
お遍路は出来ない(2019.4)

苫越ルートを走破し、何とか木岐集落へ。「にいや」で名物のさつま揚げを調達。「にいや」は今回の調査遍路区間で唯一食糧が調達できるオアシスだよ!!!。

木岐町の雑貨屋「にいや」(2016.3)
木岐町の雑貨屋「にいや」(2016.3)

木岐集落を抜け白浜海岸を遍路すると、現在の山座峠遍路道手前に並行する登山道がある。この山道はある程度整備されているが道標等が整備されていない。特に車道で分断された部分でのルート探しは厄介だ。遍路道としてはチョット難しいかな??!。

遍路道と並行する登山道(2019.4)
遍路道と並行する登山道(2019.4)
車道で分断。登山道はどこ???(2019.4)
車道で分断。登山道はどこ???(2019.4)

この登山道は恵比須浜で現在の遍路道に合流IMG_2350a

直進は現在の遍路道。ここから先は戦後開かれた?眺めの良い車道。

日和佐町ウミガメが上陸する大浜海岸(2016.3)
日和佐町ウミガメが上陸する大浜海岸(2016.3)

それ以前は、今回辿る旧土佐街道山道ルートを遍路。この遍路道は右の山道だよ。きれいに整備されている。

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約1㎞遍路すると小田坂峠に。ここは直進せず右ルートを下る。

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個々の三差路は右へ(2019.4)
個々の三差路は右へ(2019.4)

山道から車道に。その先には江戸期真念さんが設けた「道しるべ」があるが、現在の遍路道より少し離れたJR北山河内駅北側約50mの地点にある。約2年前この真念しるべ石を確認。その時、昔の遍路道はどこに???。今回、その疑問が解けた。松下さんは遍路道の権威で有ることを痛感した!!!。

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北河内谷川沿いを遍路し23番札所薬王寺へ。

日和佐町内から薬王寺を望む(2016.3)
日和佐町内から薬王寺を望む(2016.3)
薬王寺仁王門(2016.12)
薬王寺仁王門(2016.12)

今回の旧土佐街道を辿る遍路道調査は楽しかった。次回、「めだかの糞」がどこの遍路道調査に同行できるかが楽しみだ!!!。


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「旧土佐街道(阿南市福井町-23番札所)を調査遍路(その1)」への4件のフィードバック

  1. めだかのお兄さん。たしか、移住されたオジサマと一緒に某日お店で話を聞かせてくださった薬王寺までの「江戸時代の遍路道」とはこのことだったでんすね。偶然にも、外人用マップを某所でゲットしていたので、この件は私も勉強させていただきいです、はい。

    1. 某所のおっさん(19番付近かな?)からGet。あのおっさんには世話になっています。
      今月末までに「江戸期の貝谷峠道」の詳細をブログUPします。
      今後ともよろしく。   とある歩き遍路

  2. 空梅雨ですかね。ちょうど、今、日和佐に投宿して、真念しるべを見ていて感動しました。一番保存状態がよくて綺麗だなあと。あとお遍路さんのために言いますが、このブログで紹介されている真念しるべ石の写真は、山河内駅付近ではなくて、北山河内駅の北側が正しいのでは。用が済んだらこのコメント消していいです。はい。

    1. Mマットさん
      ありがとうございます。誤りすぐに訂正します。今後ともよろしく。
        とある歩き遍路

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