ブログUP日:2017/08/01
2017年7月某日、88番札所大窪寺脇にある「民宿八十窪」へ。85歳のお母さんが出迎えてくれる。
食堂に案内され、名物の赤飯について質問すると、話は大きく花開く。「民宿八十窪」の印象は「お遍路最後の素敵なお宿!」。
「民宿八十窪」の謂れと「八十窪の食事」について、話を聴くことができた。その内容は非常に興味深い内容であった。
「民宿八十窪」は1975年(昭和50年)に、88番札所大窪寺宿坊廃止に伴い建てられた。その宿のおかみさんに指名されたのは、当時、地元出身で公僕のみにあった「安部きみえさん」。43歳でt退職しおかみさんに。
その時、宿坊のおかみさんからの引継ぎ事項の「夕食」は。1番目に「赤飯と普通のご飯」。2番目に細く長く「そうめん」。3番目に刺身は「めで鯛」等。これを守り続けている。
最初の宿は、大部屋で、バス2台分のお遍路さんが泊まれた。しかし、時代の流れに伴うお遍路さん要望の変化&施設の老朽化に伴い、2007年(平成7年)に個室タイプ主体に建替え。
部屋はゆったり、トイレと洗面台付き。風呂場も広い。
食堂に「メダルを首に掲げた上野投手等のソフトボール写真」。話を聞くと「お孫さんはオリンピックソフトボールのメダリスト。ポジションはキャッチャであったそうです。」
民宿八十窪は、和室:6室(トイレ洗面台付)。大部屋:2室(現在未利用)
Wifi:X。トイレ:一部ウオシュレット。浴室:広い。
洗濯機:お接待。乾燥機:200円(宿泊者が寄贈)
朝食:6時から
料金:一泊2食 6,500円。素泊まり 4,500円
電話番号:0879-56-2031
老いているため一人で切り回すのは難しいので、兵庫に嫁いでいる娘さんが、家族の理解を得て単身で応援してくれているとのこと。周りからは、宿の将来を心配してくれていることから、後継者について考えなければいけない時に来ている・・・・・。
何処の民宿も消防設備、建物の耐震対策等が必要。繁忙時は半年(2月-5月、9月-11月)で経営的にも厳しいと感ずる。
何処のお遍路宿も、私たちお遍路のために頑張ってくれているのだ!!!。
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