歩き遍路の宿Ⅰ:宿泊施設型

歩き遍路の宿泊のタイプは3つに分類できる。1.宿泊施設利用型 2.野宿型 3.宿泊施設+野宿併用型。ここでは、宿泊施設利用型について

お遍路所要日数は約40日??。宿泊施設を利用する場合に注意する事項は、
ポイント1:歩き遍路が多い彼岸・5月の連休時期等の宿泊施設過疎地域の宿確保。特に21番札所太龍寺周辺  徳島県境から室戸までの区間  大洲から久万高原町周辺  愛媛・徳島県境付近は要注意。

ポイント2:宿泊施設利用型の『宿』を大まかに分類すると次の4つに分けられる。1.宿坊、2.お遍路宿、3.旅館・国民宿舎・かんぽの宿、4.ビジネスホテル。その特徴は

1.宿坊
お遍路さん専用宿。一般客はいない。食事は宿泊お遍路さんと一緒。お遍路さんと親しくなれ、逆打ちお遍路、常連お遍路(結構複数回歩き遍路経験者が多い)さんとの出会いもあり、彼らとの情報交換ができる。でも、歩き遍路さんの宿泊は多いのかな??
夜・朝のお勤めがある。
ビジネスホテルを超える豪華な宿坊もあり、バレエティーに富んでいる?。お客対応はあまりよくないところが多いような感じ・・・・・ ・・でもどこかで宿泊体験をするべきでは。

2.お遍路宿
家族的であるためプライベート感に欠ける。
おかみさんからお遍路情報が得やすい。また、食事が宿泊お遍路さんと一緒の場合が多く、お遍路さんと親しくなれ、逆打ちお遍路、常連お遍路(結構複数回歩き遍路経験者が多い)さんとの出会いもあり、彼らとの情報交換ができる。
欠点は、風呂が小さく、遍路シーズンはゆっくり入浴できない。当たり外れがある。

3.国民宿舎、かんぽの宿
プライベートが守られる。
風呂にゆっくり入れる。特に国民宿舎、かんぽの宿は大浴場?でゆっくり、最高。
お遍路さんの宿泊が少なくお遍路さんとの交流が少ない。
宿泊料金は民宿より少々高め?。

4.旅館

ある旅館はお遍路宿に近い設備状況であったり・・・・・。ある旅館は国民宿舎、かんぽの宿のように大浴場を備えていたりさまざま

5.ビジネスホテル
プライベート感満点。お遍路さんとの交流はまずない。チェックイン、チェックアウトも気にすることはない。
食事はない。入浴はシャワー。県庁所在級都市での利用をお奨め。たまには良い。

4つのタイプの宿をミックスして楽しいお遍路に挑戦しよう!!!。

宿坊、お遍路宿、旅館・ホテル、通夜堂等の施設については、『四国遍路ひとり歩き同行二人地図版』の巻末参照

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今回、くちコミ遍路宿情報を整理することにより判明したことは、多くのお遍路宿、旅館が閉館していた。
その要因として、
☆経営者の高齢化、設備の老朽化
▽お遍路さんの嗜好。ウオシュレット、Wifi設備等のある宿泊施設を選定
◎21-22番札所間のように遍路道の変更によりお客さんの減少?により閉館?