歩き遍路の宿Ⅳ:通夜堂&善根宿

Ⅰ.通夜堂(つやどう)
夜を通して仏事を勤行するために、寺の境内に設置されたお堂。夜通しお勤めをすることを「通夜」と言う。また、四国では、本来の通夜のためのお堂ではなく、「歩き遍路」が無料で宿泊できる施設を「通夜堂」と呼ぶ場合もある。中には布団やベッド、炊事施設まで備えられた通夜堂もあり、歩き遍路にとってはありがたいお接待となっている。(Wikipedia引用)

私が一覧表にまとめることができた四国88カ所札所等にある通夜堂は、21カ所。詳細は次表のとおり。DDD_y101通夜堂のある札所が減っている。その理由は利用者のマナー等に問題がある???。利用されるお遍路さんは、通夜堂利用の許可を得てください。また、マナーを守り、後に続くお遍路さんの為にも整理・整頓・清掃に心掛け、ごみの処理はお寺の指示に従い処理しましょう。特に、無人の通夜堂利用時は、自己責任で特にマナー厳守してね。

阿波路

06番札所安楽寺:仁王門の二階に

通夜堂のある仁王門(2017.5)
通夜堂のある仁王門(2017.5)
二階通夜堂への階段(2017.5)
二階通夜堂への階段(2017.5)
3畳ほどの広さ(2017.5)
3畳ほどの広さ(2017.5)

08番札所熊谷寺:数年前に廃堂


11-12番札所途中 柳水庵 写真無し


12番札所焼山寺:数年前に廃堂


17番札所井戸寺 境内中央、太子堂前

井戸寺通夜堂は中央プレハブ風(2017.5)
井戸寺通夜堂は中央プレハブ風(2017.5)
通夜堂内部。広さ畳二畳。綺麗に清掃(2017.5)
通夜堂内部。広さ畳二畳。綺麗に清掃(2017.5)
35番清瀧寺通夜堂が廃堂の貼紙(2017.5)
35番清瀧寺通夜堂が廃堂の貼紙(2017.5)

土佐路
東洋大師 通夜堂(2016.3)
東洋大師(23番-24番) 通夜堂(2016.3)
通夜堂(2016.6)
33番雪蹊寺通夜堂(2016.6)
35番清瀧寺通夜堂(2016.3)
35番清瀧寺通夜堂(2016.6)廃堂に?(2017.5)

Ⅱ.善根宿(ぜんこんやど)
修行僧や遍路、貧しい旅人などを無料で宿泊させる宿。宿泊させることは、自ら巡礼を行うのと同じ功徳があるとされた(デジタル大辞泉の解説 引用)。
善根は、仏語。よい報いを招くもとになる行為。また、さまざまの善を生じるもとになるもの(デジタル大辞泉の解説 引用)。

納屋、倉庫等を改造した善根宿。バス等を改造した善根宿。シャワー、キッチン等を備えた快適な善根宿といろいろあります。
善根宿は、家主さんの良心・善意で提供している江戸期から遍路文化を育んできた四国お遍路文化の賜物である善根宿を理解して利用し頂きたい。
利用したお遍路さんに対しては、雨風、寒さを凌げる宿を提供して頂いたことに感謝の意を持っていただきたい。しかし、XX善根宿は・・・・・と貶すお遍路さんもいますが、何をほざいているんだと言いたい。そんなお遍路さんは、XXX者?だ。利用するなと言いたい。お遍路の資格が無い。そんなXXX者に限って、マナーを守らず、使い放題。使用後は掃除もせずに退散。このようなことも影響している???。提供者の高齢化??・・・等々により善根宿を閉じるところも有ります。このようなことも有り、・・・・・。善根宿を利用するお遍路さんは情報を収集し、提供者に感謝して利用してください。

【参考】
四国霊場八十八ヶ所巡礼 善根宿・通夜堂・野宿場所情報一覧 HP


歩き遍路一夜宿一覧HP