86番周辺 格安・素晴らしい宿『たいや旅館』

更新日:2017/02/28

2017年2月25日より1泊2日の日程で、へんろ道情報収集兼写真撮影のため、香川エリアを“車&歩き遍路”。宿泊宿は86番札所志度寺奥の院「地蔵寺」東隣りにある『たいや旅館』。

なぜ、この宿を選定したのか?。本サイトの資料作成時、電話で宿情報確認時の応対、ブログの評判並びに志度名物の牡蠣焼料理を試食するのに都合の良い宿(夕食は提供してない宿)であるため。事実、「たいや旅館」は噂どおりの素晴らしい宿であった。

たいや旅館(2017.2)
たいや旅館(2017.2)
たいや旅館玄関。大正時代の掛取帳(2017.2)
たいや旅館玄関。大正時代の掛取帳(2017.2)

整理整頓が行き届き塵一つない。部屋も広くて本当にきれいだ。私の部屋は洋式でツインルーム。TV、ポット等配備。浴衣、タオルも。風呂も広くゆったりできる。大チョンボをしてしまった。写真撮影を怠ってしまった。
一緒に宿泊した遍路友達の「O」さんは和室も広くて快適。

たいや旅館のご主人(2017.2)
たいや旅館のご主人(2017.2)
ダイニング(2017.2)
ダイニング(2017.2)

たいや旅館 

Wifi:◎、トイレ:ウオシュレット、朝食:7時から
一泊素泊まり:3,000円 トイレ・洗面台付:4,000円
朝食:500円
☎087-894-0038
【評価】
・一緒に宿泊した、歩き遍路歴6回。今回も26日間で結願。68歳の鉄人曰く。“たいや旅館”は、価格・設備等を総合的に勘案すると今まで利用した宿泊施設で三指に入る素晴らしい宿だ。
・とある歩き遍路の評価も ”最高ダダダダダ 五重◎”
ブログ:「たいや旅館・おやじだより」


【たいや旅館利用方法事例】
たいや旅館で宿泊、夕食は牡蠣焼き三昧。
志度町は10月から3月までの期間限定の牡蠣焼き店がたくさんある。たいや旅館周辺にも多くの店がある。牡蠣食べ放題で予算は3,000円前後。多くの店が飲み物は持込み可能。
たいや旅館さんは夕食が無い。”結願祝いに牡蠣焼で栄養補給”というのはどうでしょうか!?。
ただし、志度の牡蠣焼きは人気が高く満席の場合が多いので、事前予約が必要。私たち二人も前日に予約を入れるが周辺の店は全て満席(当日は土曜日であったため混んでいたのかも)。知り合いの知人に頼み、何とか隣町の牟礼で牡蠣焼き&ビール堪能することができた。

焼牡蠣店「むれ」(2017.2)
焼牡蠣店「むれ」(2017.2)
牡蠣食べ放題3,100円。飲み物持込み可(2017.2)
牡蠣食べ放題3,100円。飲み物持込み可(2017.2)
焼牡蠣(2017.2)
焼牡蠣(2017.2)

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86番札所志度寺周辺へんろ道散策

ブログUP:2017/02/26

先日(2017.02.25)、85番札所八栗寺から86番札所志度寺へんろ道写真撮影散策。



地図のアイコンなど

八栗ケーブル山頂駅前から下りのへんろ道。のどかな志度湾を望み、『道の駅 源平の里むれ』裏を遍路し、

八栗寺ケーブルカー山頂駅前の道しるべ(2016.4)
八栗寺ケーブルカー山頂駅前の道しるべ(2016.4)
道の駅「源平の里むれ」(2017.2)
道の駅「源平の里むれ」(2017.2)

閑静な志度の街中へ。へんろ道沿いには、平賀源内邸(1728-1780)、記念館がある。

志度の街並み(2017.2)
志度の街並み(2017.2)
志度寺へのへんろ道(2017.2)
志度寺へのへんろ道(2017.2)

平賀源内記念館を過ぎた場所に、志度寺奥の院である「地蔵寺」がある。チョット立寄ってみよう!。

志度寺奥ノ院地蔵寺(2017.2)
志度寺奥ノ院地蔵寺(2017.2)
地蔵寺(2017.2)
地蔵寺(2017.2)
地蔵寺本堂(2017.2)
地蔵寺本堂(2017.2)

「地蔵寺」東隣に「たいや旅館」がある。この宿は「注目の宿」?。次回のブログで紹介したい。

たいや旅館(2017.2)
たいや旅館(2017.2)
たいや旅館のご主人(2017.2)
たいや旅館のご主人(2017.2)

地蔵寺から10分程度で志度寺仁王門へ。志度寺手前で左折し堤防沿いの道を遍路すると志度湾越えで屋島、八栗山が遠望できる。

志度寺裏海岸から八栗山、八島を望む(2016.5)
志度寺裏海岸から八栗山、屋島を望む(2016.5)
志度寺仁王門&五重塔(2016.4)
志度寺仁王門&五重塔(2016.4)

【周辺の旨いもん店】
志度湾は牡蠣養殖で有名なところ。志度寺周辺には牡蠣料理店がたくさんある。焼牡蠣食べ放題で3,000円程度。また、飲み物は持込み可能だ。盛況であり、予約が必要だ。86番周辺のへんろ道写真撮影に訪れた際(2017.02.25 土曜日)、焼牡蠣を食べに行ったがほとんどの店が満席で、地元の知り合いに依頼し、やっとのことで味わうことができた。

焼牡蠣店「むれ」(2017.2)
焼牡蠣店「むれ」(2017.2)
牡蠣食べ放題3,100円。飲み物持込み可(2017.2)
牡蠣食べ放題3,100円。飲み物持込み可(2017.2)
焼牡蠣(2017.2)
焼牡蠣(2017.2)

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73番札所出釈迦寺 奥の院 捨身ケ嶽禅定

ブログUP日:2017/02/20

 三省堂大辞林に「奥の院は、寺院で本殿より奥にあって秘仏などを安置してある建物」とある。
各札所の奥の院は、どこ?。調べてみると。奥の院を数カ所有する札所もあれば、有しない札所も。また、札所奥の院の数が資料により異なり、定かでないようである?。また、「四国遍路ひとり歩き同行二人」に一部記載されていない奥の院もある?。

私が推奨する “札所遍路道から逸れていて是非挑戦してもらいたい奥の院”の 一つは73番札所出釈迦寺奥の院捨身ケ嶽禅定
出釈迦寺から捨身ケ嶽禅定へは、鐘楼門を潜り少し打ち戻し右に曲がり、のどかな遍路道を500m程行くと石燈籠に囲まれた駐車場に到着。
ここから捨身ケ嶽禅定(標高350m)まで奉燈が並ぶ急な舗装道路を1㎞程登って行く。思ったより厳しい登りだ。

出釈迦寺鐘楼門より善通寺方面を望む(2016.4)
出釈迦寺鐘楼門より善通寺方面を望む(2016.4)
捨身ケ嶽禅定登り口(2016.4)
捨身ケ嶽禅定登り口(2016.4)

あえぎながら根本御堂へ。

捨身ケ嶽山門(2016.4)
捨身ケ嶽山門(2016.4)
捨身ケ嶽本堂(2016.4)
捨身ケ嶽本堂(2016.4)

根本御堂から禅定へは、御堂右側の半地下通路を潜り、行場への急な登りの鎖道経由で行く。禅定からの眺めはGoo!!!

捨身ケ嶽禅定への登り(2016.4)
捨身ケ嶽禅定への登り(2016.4)
禅定から瀬戸内海を望む(2106.4)
禅定から瀬戸内海を望む(2016.4)

さらに登ると我拝師嶽(481m)へ。直下からは真下に御堂。

我拝師山頂上(481m)(2016.4)
我拝師山頂上(481m)(2016.4)
我拝師山から捨身ケ嶽本堂・山門(2016.4)
我拝師山から捨身ケ嶽本堂・山門(2016.4)

所要時間は3時間程度。捨身ヶ嶽の状況を知りたい方は、このHPが参考になるのかな?。


<<=讃岐(涅槃の道場)
札所:<<=72番札所 74番札所=>>
順路:<<=72番~73番へんろ道 73番~74番へんろ道=>>


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阿波の国へのアクセス

ブログUP日:2017/02/18

徳島へのアクセスは、飛行機、フェリー、高速バス、JRの4つの手段がある。


地図のアイコンなど

【飛行機】
・徳島空港-(リムジンバス)-JR徳島駅前-JR板東駅-01番霊山寺
・徳島空港-(タクシー)ー01番霊山寺
経費は少し高くなるが(タクシー:約3,700円)JR徳島駅での乗換等を考慮するとお遍路に関する時間(約2時間程度)を生み出すことができるよ。

【フェリー】
・徳島港-(路線バス)-JR徳島駅前ーJR板東駅-01番霊山寺

【高速バス】
・JR徳島駅前-JR板東駅-01番霊山寺
・松茂高速バス停-(タクシー)-01番霊山寺
経費は少し高くなるが(タクシー:約2,700円)JR徳島駅での乗換等を考慮するとお遍路に関する時間(約2時間程度)を生み出すことができるよ。
・鳴門西高速バス停-(歩き)-01番霊山寺
高松行もしくは阿波池田方面行のバスを利用。鳴門西バス停から01番霊山寺へ。15分程度で到着するよ。
・なお、新幹線・高速バスを利用し阿波の国に入る場合、JR新神戸駅から高速バスを利用すると乗換移動距離等何かと便利である。

JR徳島駅から01番札所霊山寺へのへんろ道詳細はここをクリック


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86番札所志度寺から87番札所長尾寺へ遍路

ブログUP日:2017/02/17

昨日(2017/02/16)、86番札所志度寺境内にある『真念しるべ石』確認のため遍路に出かけた。ポカポカ陽気で爽快であった。

仁王門を潜り納経所脇を少し行くと右手に庭園(曲水式庭園)がある。

志度寺仁王門&五重塔(2016.4)
志度寺仁王門&五重塔(2016.4)
曲水式庭園左に真念しるべ石(2017.2)
曲水式庭園左に真念しるべ石(2017.2)

『真念しるべ石』は庭園に入った左側に有る。なぜ「しるべ石」が庭園の片隅に?。納経所に行き“なぜ庭園にしるべ石が?”と尋ねる。返答は“昔からある。何処からか移設したのであろうが、何処から移設したのかは分からない“とのこと。

庭園にある真念しるべ石 右へんろ道 左・・・(2017.2)
庭園にある真念しるべ石 右へんろ道 左・・・(2017.2)
真念しるべ石(2017.2)
真念しるべ石(2017.2)

『真念しるべ石』確認後、86番札所志度寺駐車場より南に。国道、JR軌道を横切り、溜池横を進んだところで旧道に。志度寺から約4㎞地点に87番札所長尾寺奥ノ院玉泉院がある。

長尾寺へ溜池沿いの遍路道(2016.5)
長尾寺へ溜池沿いの遍路道(2016.5)
87番札所奥ノ院玉泉院(2017.2)
87番札所奥ノ院玉泉院(2017.2)

玉泉院から旧道を進むと広瀬橋へ。広瀬集会所脇に墓地がその片隅に江戸期のお遍路さんの無縁仏が

広瀬橋付近へんろ道(2017.2)
広瀬橋付近へんろ道(2017.2)

IMG_8764h

広瀬集会所脇の墓地。江戸期の無縁仏が(2017.2)
広瀬集会所脇の墓地。江戸期の無縁仏が(2017.2)

更に遍路すると、長尾へんろ橋へ。この周辺のしるべ石には『手のひら』&『指差し』が刻印されている。『手のひらは』方向変更。『指差し』はそのまま遍路ですよ。

へんろ橋。江戸安政期のしるべ石(2017.2)
へんろ橋。江戸安政期のしるべ石(2017.2)
指さししるべ石(2017.2)
指さししるべ石(2017.2)

ここより1㎞程へんろすると87番札所長尾寺へ

裏口?(2017.2)
裏口?(2017.2)

<<=86番札所情報 87番札所情報=>>はここを


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06番札所安楽寺 国指定登録有形文化財「方丈」写真撮影に

2017年2月10日、06番札所安楽寺にある国指定登録有形文化財である方丈の写真撮影に出かけた。

方丈は仁王門を潜り本堂に向けお遍路すると右側に、江戸後期建立の入母屋造茅葺(一部本瓦葺)の方丈が。当日、四国地方は寒波襲来により小雪がちらついていた。雪景色であれば素晴らしい写真が撮れたのにと思い少し残念。

国指定登録有形文化財の方丈(2017.2)
国指定登録有形文化財の方丈(2017.2)

今回で9回目のお遍路??。境内を散歩していると、仁王門前の石碑は明和2年(1782年)設置。

仁王門前にある明和年間の石碑(2017.2)
仁王門前にある明和年間の石碑(2017.2)
仁王門前にある明和年間の石碑(2017.2)
仁王門前にある明和年間の石碑(2017.2)

また、仁王門左横のお地蔵さん?は文化5年(1809年)設置であったよ。

仁王門左横にある文化5年のお地蔵さん(2017.2)
仁王門左横にある文化5年のお地蔵さん(2017.2)
仁王門左にある文化年間の石碑(2017.2)
仁王門左にある文化年間の石碑(2017.2)

興味のある方は参考にしてくださいね。

境内で、北海道からのお遍路夫婦に出会った。少しへんろ話しをするが、へんろ沿線の旨いもん店について説明を忘れってしまった。伝言です。是非、土佐久礼町の大正町市場でウツボ、カツオのたたき&讃岐独特のうどん店で美味しいうどんを味わってくださいね。

06番安楽寺の情報はこちら


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チョット注目してもらいたい22番札所手前大根峠の『真念しるべ石』

ブログUP:2017/02/10

一年程前に21番札所太龍寺-22番札所平等寺へんろ道を遍路した。このへんろ道の大根峠手前に『真念しるべ石』があるのを知っていたが、事前調査をしていなかったので見過ごしてしまった。

昨日(2017.2.9)、事前に設置場所を調査し、再度、この『真念しるべ石』写真撮影遍路に出かけた。阿瀬比東屋近くの「道の駅わじき」に車を駐車し、遍路する。東屋から500m程遍路すると、三叉路の木の根っこに特徴のある『真念しるべ石』を発見。

阿瀬比から500m程のへんろ道(2017.2)
阿瀬比から500m程のへんろ道(2017.2)
三叉路道脇左に石碑。これが真念しるべ石(2017.2)
三叉路道脇左に石碑。これが真念しるべ石(2017.2)

普通に遍路していると見過ごしてしまう。『真念しるべ石』かどうか確認のため枝の葉っぱを除き刻字を確認。特徴の『右 遍ろ・・・』を確認。これは確かに『真念しるべ石』だ。それにしても石碑は倒れないように紐で縛りつけてあるだけ。その気になれば容易に持ち運べる。

倒れないように木の根っこに縛り付けてある(2017.2)
倒れないように木の根っこに縛り付けてある(2017.2)
真念しるべ石 特徴の「右 遍ろ・・・」(2017.2)
真念しるべ石 特徴の「右 遍ろ・・・」(2017.2)
真念しるべ石「・・・・・」(2017.2)
真念しるべ石「・・・・・」(2017.2)

21番札所太龍寺から阿瀬比に至る尾根道の『いわや道』は国指定史跡に指定されている。この『真念しるべ石』も行政等で何とか管理してもらいたいものだ。またなんとか努力できたらと思う(Aruki)。

なお、遍路道沿いには28基の『真念しるべ石』がある。その一覧はここをクリック

また、21番札所太龍寺―22番札所平等寺間のへんろ道情報はここをクリック


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『真念しるべ石』一覧

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更新日:2017/02/06

江戸初期に修行僧真念法師(?~1691年)により「四国へんろ道指南」が出刊され一般庶民もお遍路が可能となり、現在の「四国遍路」という言葉と概念が確立されたました。
真念法師は遍路道に約200基の道しるべを設置したと言われており、現存する「真念しるべ石」は、『真念法師の道標HP』によると37基ある。37基のうち遍路道沿い等にあるのは28基。資料館等に保管、移設されたもの8基。紛失1基となっている。遍路道沿いにあるのは次のとおり


現在の遍路道沿い等にある『真念しるべ石』は28基
【阿波路】
NO01  ’’’-01番 遍路道沿い(鳴門市大麻町板東)
NO02 06-07番 遍路道沿い(上板町引野)
NO03 10-11番 遍路道沿い(阿波市市場町)
NO04 19-20番 少し外れる(小松島市櫛淵町)
NO05 19-20番 遍路道沿い(小松島市櫛淵町消防車庫前)
NO06 19-20番 チョット外れる(小松島市櫛淵町)
NO07 21-22番 遍路道沿い(阿南市阿瀬比町)
NO08 22-23番 チョット外れる(美波町JR山河内付近)
NO09 23-24番 遍路道沿い(美波町 JR軌道横)
【土佐路】
NO10 28-29番 遍路道沿い(香南市土佐山田松本)
NO11 28-29番 遍路道沿い(香南市土佐山田松本)
NO12 37-38番 遍路道沿い(土佐清水市市野瀬橋脇)
NO13 38-39番 遍路道沿い(幡多郡三原村(案内板有り)
NO14 38-39番 遍路道沿い(宿毛市平田町寺尾)
【伊予道】
NO15 54番延命寺境内
NO16 58番仙遊寺境内
NO17 58-59番 遍路道沿い(今治市国分6丁目)
NO18 64-65番 遍路道沿い(四国中央市中曽根墓地内)
NO19 別格13’’  遍路道沿い(四国中央市馬立市中部落内)
【讃岐路】
NO20 66-67番 遍路道沿い(観音寺市粟井町 土仏観音前)
NO21 67番大興寺庫裡前
NO22 67-68番 遍路道沿い(観音寺市市原町金神神社三叉路)
NO23 67-68番 遍路道沿い(観音寺市出柞町出柞バス停)
NO24 67-68番 少し外れる(観音寺市八幡町琴弾八幡参道)
NO25 72番曼荼羅寺境内
NO26 74-75番 少し外れる(善通寺市下吉田石神神社西入口)
NO27 83-84番 少し外れる(高松市勅使町小山交差点)
NO28 86番志度寺境内

なお、『四国遍路ひとり歩き同行二人地図版』に記載されている『真念しるべ石』はNO2(06-07番)&NO13(38‐39番)の二カ所だけである。

6-7番札所間にある17世紀の「真念しるべ石」(2016.6)
6-7番札所間にある17世紀の「真念しるべ石」(2016.6)
38-39番札所間にある真念しるべ石&真念遍路道起点(2016.5)
38-39番札所間にある真念しるべ石&真念遍路道起点(2016.5)

 


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19番札所立江寺周辺の『真念しるべ石』3基は何処に?

ブログUP:2017/02/04

19番札所立江寺周辺には3基の『真念しるべ石』がある。どこにあるのかな?。チョット事前調査し現地に向かった。1基は何とか辿りついたが、あとの2基は、何処にあるのか見つけられなかった。
そこで「お遍路宿鮒の里の主人吉成さん」であれば知っているのではと思い、2017年2月2日に『鮒の里』を訪れ、吉成さんに案内してもらった。


【その1】
最初の『真念しるべ石』は農協椎茸事務所を右に曲がり30m程行ったところにある。

真念しるべ石は農協事務所を右折(2017.2)
真念しるべ石は農協事務所を右折(2017.2)
遍路道を右折、中央電柱元左に白い何かが。これが真念しるべ石(2017.2)
遍路道を右折、中央電柱元左に白い何かが。これが真念しるべ石(2017.2)
旧遍路道4(真念しるべ石が)(2017.2)
旧遍路道4(真念しるべ石が)(2017.2)

吉成さんと現地調査するが何故この位置にあるのか解せない。吉成さんは早速集落の長老に聴き取り。結果は、どうも『しるべ石』は、約50m東側にある天満神社と水大師の付近にあったのを現在の位置に移設したのでは?。
明治後期までの生活道(遍路道)は、現在の県道より山側にあったみたいだ。現地(旧道)を歩いてみると。

旧遍路道1(天満神社への道)(2017.2)
旧遍路道1(天満神社への道)(2017.2)
旧遍路道2(天満神社へ)(2017.2)
旧遍路道2(天満神社へ)(2017.2)
旧遍路道3(水大師&天満神社 境に慶応年間の石碑が9(2017.2)
旧遍路道3(水大師&天満神社 境に慶応年間の石碑が9(2017.2)

この天満神社付近は三叉路?。ここにあったのであれば納得?。

旧遍路道4(天満神社から20番方面へ)
旧遍路道4(天満神社から20番方面へ)
旧遍路道5(鶴林寺への遍路道は直線)(2017.2)
旧遍路道5(鶴林寺への遍路道は直線)(2017.2)
その中間に旧遍路道6(真念しるべ石が)(2017.2)
その中間に旧遍路道6(真念しるべ石が)(2017.2)

現在、鮒の里のご主人吉成さんが調査中です。結果は後日報告いたします。


【その2】
農協事務所から県道遍路道を約1㎞遍路すると左側に消防車車庫がある。道路を挟んで右側に『真念しるべ石』がある。しかし、塀が邪魔になっていて、歩き遍路は見えない。その存在を認識していなかったら100%見過ごしてしまうであろう?。

左に消防車庫。右に真念しるべ石しかし塀が邪魔し見えない。(2017.2)
左に消防車庫。右に真念しるべ石しかし塀が邪魔し見えない。(2017.2)
真念道しるべ(左)&明治期の道しるべ(右)(2017.2)
真念道しるべ(左)&明治期の道しるべ(右)(2017.2)
『真念しるべ石』(2017.2)
『真念しるべ石』(2017.2)

【その3】
上記の三叉路で遍路道を逸れ、右折し旧道を約500mお遍路すると地蔵堂が有る。その脇に『真念しるべ石』がある。

旧遍路道地蔵堂脇の真念しるべ石(2017.2)
旧遍路道地蔵堂脇の真念しるべ石(2017.2)
真念しるべ石(2017.2)
真念しるべ石(2017.2)
地蔵堂から20番方面へ。この先に立派な地蔵堂が有る。(2017.2)
地蔵堂から20番方面へ。この先に立派な地蔵堂が有る。(2017.2)

それより更に遍路すると、また地蔵堂が有る。江戸期はこれより20番札所への生活道があったそうだが。しかし、現在は、その先は廃道となっているとのこと。ここを訪れるお遍路さんはほとんどいないであろう。

昔の遍路道。地蔵堂が。この先は行き詰まり。(2017.2)
昔の遍路道。地蔵堂が。この先は行き詰まり。(2017.2)

19番札所立江寺-20番札所鶴林寺間のへんろ道情報はここをクリックしてね!。


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10番札所切幡寺近くにある「真念しるべ石」

江戸初期に修行僧真念法師(?~1691年)により「四国へんろ道指南」が出刊され一般庶民もお遍路が可能となり、現在の「四国遍路」という言葉と概念が確立されたました。

真念法師は遍路道に約200基の道しるべを設置したと言われており、現存する「しるべ石」は36基、そのうち遍路道沿いにあるのは28基。

昨日(2017.2.3)、10番札所切幡寺から11番札所藤井寺へ向かうへんろ道沿いにある「真念しるべ石」の写真撮影に出かけた。あらかじめ設置位置を確認し車で出かける。切幡寺の仁王門を出て参道を下り県道を横断し

藤井寺へ登ってきた参道を真南に遍路(2016.11)
藤井寺へ登ってきた参道を真南に遍路(2016.11)
参道から一般道へ藤井寺への遍路道(2017.2)
参道から一般道へ藤井寺への遍路道(2017.2)

100m程遍路すると三叉路へ。電柱脇に『真念しるべ石』がある。もし認識していないと100%見過ごしてしまう。また、認識していても、これが『真念しるべ石』???と凝視。よく見ると真念右面に南無大師遍照金剛等の刻字が何とか判読でき、これが『真念しるべ石』と確認。

100m程遍路すると三叉路へ。真念しるべ石は電柱の脇に(2017.2)
100m程遍路すると三叉路へ。真念しるべ石は電柱の脇に(2017.2)
これが『真念しるべ石」だよ!。見過ごしてしまうよ?(2017.2)
これが『真念しるべ石」だよ!。見過ごしてしまうよ?(2017.2)

ちょっとした、案内板が欲しいものです(Aruki)。


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