渡し船は、戦後しばらく多くの場所で運行されていた。お遍路道沿いでは10番札所切幡寺-11番札所藤井寺間の吉野川の渡し船等いたるところにあったが。
しかし、架橋技術やトンネル等土木技術の発達、高度成長期の道路整備等により戦後、急速に衰退し、現在全国に残っている渡し船は37カ所(2016.10)。そのうち四国にあるのは7カ所。(Wikipedia引用)
おへんろ道沿いに残っている渡し船は2カ所。32番札所禅師峰寺-33番札所雪蹊寺間にある浦戸湾を運行する「長浜種崎県営渡船」。現在運航している渡し船の中でも数少ない定期運航だ。本ルート情報は33番札所=>>参照。
浦戸湾をお遍路するルートは2つ。
【ルート1】 渡し船ルート。昔の遍路ルート。
【ルート2】 高度成長期に架けられた浦戸大橋ルート
桂浜、坂本龍馬像を観光したいお遍路さんは【ルート2】
37番札所岩本寺-38番札所金剛福寺間にある四万十川を運行する「下田・初崎渡し」は予約制。この渡し船は昔のお遍路道。
四万十川をお遍路するルートは2つ。【ルート1】下田・初崎渡しルート。、【ルート2】四万十大橋ルート。下田・初崎渡しルートは、ルート2と比較すると距離はほぼ同等だが、難点は一つ宿泊施設が限られていること。しかし、情緒がある。是非このルートをお遍路してもらいたい。本ルート情報は38番札所=>>