「道しるべ」にはいろんなものがある。私なりに設置時代別に分類。
1.明治期以前の道しるべ 2.明治大正期の道しるべ 3.昭和平成期の道しるべ 4.私設道しるべ&車用道しるべ。
1.江戸期以前の道しるべ。
四国遍路最古の道しるべは、「四国八十八ヶ所お遍路さんお道しるべ」によると貞治2年6月24日(1366年)、20番札所鶴林寺手前にある。近々に調査してブログにアップしたい。また、有名な道しるべとして四国遍路開祖の真念法師の「しるべ石」がある。「真念道標もくじーようこそ空海の里」によると37基確認されているそうです。
歩き遍路では、このほか多くの江戸期の石碑を楽しむことができる。
2.明治大正期の道しるべも散在する。
3.昭和平成の道しるべ。
四国遍路の要所に「へんろみち保存協会」等が設置している「赤い目印の道しるべ」だ。この道しるべは本当に歩き遍路にとっては助けとなる。
この他にも道しるべが。
もう一つあるのが国土交通省主管の「四国のみち」。道標は3種類ある。「旧タイプの木製道しるべ」、「平成の道しるべ」&「案内板」。
国道等に道標を設置し、遍路道は考慮して設けられていない感じだ。昔の遍路道を辿りたい場合は、この道標を頼りにするのはどうかと思う。参考程度に活用?
平成の道しるべの距離表示は間違っているものが多いので、この数値はあてにしないようにしてね!。
18番札所への道しるべ事例。恩山寺まで1.8㎞地点の道しるべは、2.0㎞表示。0.4㎞遍路した地点は恩山寺まで1.4㎞。しかし、道しるべは2.9㎞表示。本当にいい加減だ。
23番札所手前では22番札所までの距離は22㎞。しかし、道しるべ表示は55㎞。このような事例はいたるところに。
4.その他にも道しるべ。
上記のほかにも私設道しるべ、車用道しるべ等がある。